日本の覚醒のために

――内田樹講演集

〈犀の教室〉
内田樹 著
四六判並製 352頁
定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7031-2 C0095 〔2017年6月〕


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劣化著しい日本に向けて語る、
国家・宗教・憲法・戦争・言葉・教育……
そして希望!

グローバリズムに翳りがみえてきた資本主義末期に国民国家はどこへ向かうのか? これからの時代に宗教が担う役割は? ことばの持つ力をどう子どもたちに伝えるか? 戦中・戦後世代の経験から学ぶべき批評精神とは? 憲法をめぐる議論から浮かび上がる政権劣化の諸相……日本をとりまく喫緊の課題について、情理を尽くして語った著者渾身の講演集。沈みゆくこの国に残された希望の在り処とは?

≫≫まえがきを公開しています

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【目次】

1.資本主義末期の国民国家のかたち

2.これからの時代に僧侶やお寺が担うべき役割とは

3.伊丹十三と「戦後精神」

4.ことばの教育

5.私が白川静先生から学んだこと

6.憲法と戦争――日本はどこに向かうのか

付.SEALDs KANSAI 京都でのスピーチ

 

内田樹(うちだ・たつる)
1950年、東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。凱風館館長。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。著書に『ためらいの倫理学』(角川文庫)、『「おじさん」的思考』『街場の憂国論』(共に晶文社)、『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)、『街場の戦争論』(ミシマ社)、『最終講義』(文春文庫)、『困難な成熟』(夜間飛行)、『困難な結婚』(アルテスパブリッシング)、編著に『日本の反知性主義』『転換期を生きるきみたちへ』(共に晶文社)など多数。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞。
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