シルヴィア・プラス 著 小澤身和子 訳 四六判並製 388頁 定価:2,750円(本体2,500円) 978-4-7949-7435-8 C0097〔2024年7月〕 わたしはぜんぶ覚えている。あの痛みも、暗闇も——。世の中は欺瞞だらけだと感じる人、かつてそう思ったことがある人たちに刺さりつづける、ピュリツァ—賞受賞の天才詩人が書き残した伝説的長編小説、20年ぶりの新訳。海外文学シリーズ「I am I am I am」、第一弾!
須藤輝彦 著 四六判上製 388頁 定価:3,960円(本体3,600円) 978-4-7949-7416-7 C0098 〔2024年3月〕 長年ノーベル文学賞の有力候補に名を連ねながら惜しくも世を去った作家ミラン・クンデラ(1929–2023)。東と西、政治と文学、歴史と現在、偶然と必然のあいだを揺れ動く人間の運命を見つめ続けた作家の仕事を読み解く本格評論。
キム・グミ 著 すんみ 訳 四六判並製 436頁 定価:2,640円(本体2,400円) 978-4-7949-7391-7 C0097 〔2024年3月〕 理不尽な火災事件で親しい人を失い、亡霊のように生きていた男女の転機と再生を描く。1999年に韓国・仁川(インチョン)で実際に起きた事件を題材にした著者初の長編小説、待望の邦訳刊行。
サイディヤ・ハートマン 著 榎本空 訳 四六判上製 376頁 定価:3,080円(本体2,800円) 978-4-7949-7376-4 C0095 〔2023年9月〕 奴隷になるとはいかなることか? 奴隷制の後を生きるとはいかなることか? 歴史を剝ぎ取られ母を失った人々の声を時を超えてよみがえらせる、現代ブラック・スタディーズの古典にして、紀行文学の傑作。
クリスティーナ・ハモンズ・リード 著 原島文世 訳 四六判並製 448頁 定価:2,860円(本体2,600円) 978-4-7949-7379-5 C0097 〔2023年8月〕 暴動が起きた日から、世界は「あたしたち」と「あいつら」のふたつに分かれた――。ブラック・ライヴズ・マター(BLM)の源流となったロサンゼルス暴動という、じっさいの歴史的事件に着想を得た長編小説。NYタイムズ・ベストセラー選出、ウィリアム・C・モリス賞ファイナリスト。
アラン・マバンク 著 藤沢満子 石上健二 訳 四六判上製 408頁 定価:2,970円(本体2,700円) 978-4-7949-7351-1 C0097 〔2023年2月〕 少年ミシェルの周りにおこる数々の波瀾、ユーモラスな出来事、不思議な経験を作家アラン・ マバンクは淡々と暖かい眼差しで描いていく。2015年マン・ブッカー国際賞ファイナリストによる、少年期の思い出を描いた感動の自伝小説。
〈韓国文学のオクリモノ〉 チョン・ミョングァン 著 斎藤真理子 訳 四六判並製 496頁 定価:2,420円(本体2,200円) 978-4-7949-7000-8 C0097 〔2018年5月〕 誰が知るだろう、この物語のすべてが一編の復讐劇でもあるということを──巨大な鯨と煉瓦工場、華やかな劇場をめぐる母娘二代の壮絶な人生ドラマを描き出す一大叙事詩。第10回文学トンネ小説賞受賞作。〈韓国文学のオクリモノ〉シリーズ最終巻・第6回配本。
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