〈犀の教室〉内田樹 著 四六判並製 352頁 定価:1,870円(本体1,700円) 978-4-7949-7031-2 C0095 〔2017年6月〕 グローバリズムに翳りがみえてきた資本主義末期に国民国家はどこへ向かうのか? これからの時代に宗教が担う役割は? ことばの持つ力をどう子どもたちに伝えるか?……日本をとりまく喫緊の課題について、情理を尽くして語った著者渾身の講演集。
吉本隆明著 A5判変型・上製 456頁 定価:6,600円(本体6,000円) 978‐4‐7949‐7137-1 C0395〔2017年5月〕 文筆家・川上春雄宛全書簡を収載。『試行』単独編集、試行出版部創設、『初期ノート』刊行、「全著作集」刊行開始――。1962~68年の頃が白熱の核心となる川上春雄宛全書簡150通余り、および川上春雄の吉本会見記などの訪問記録ノートやその貴重な収集資料を収録する。
尹雄大(ユン・ウンデ) 著 監修:光岡英稔 四六判 224頁 定価:1,980円(本体1,800円) 978-4-7949-6959-0 C0095 〔2017年3月〕 「うまくなる」とは何か。人間が本来持っている能力を最大限生かすために何が必要なのか――。中国の伝説的武術家・王薌齋(おう こうさい)によって示された、人間本来の「自然」を発見する中国哲学の真髄。著者が自らの身体をもってその思索を辿る。
吉本隆明著 A5判変型・上製 848頁 定価:7,700円(本体7,000円) 978‐4‐7949‐7103‐6 C0395〔2017年1月〕 「日時計篇」の後半部と『転位のための十篇』など発表詩の初期異稿を含む21 篇を新たに拾遺した「「日時計篇」以後」の詩稿群を完全収録。大学の特別研究生を修了し、東洋インキ製造株式会社に就職・勤務の日々に書き継がれ、2 冊の私家版詩集発行に結実する膨大な詩稿群を中心に収録。第12回配本。第Ⅰ期(全12巻)、堂々完結!
山本哲士 著 A5判・上製 546頁 定価:4,950円(本体4,500円) 978‐4‐7949‐6947‐7 C0036〔2016年12月〕 「吉本思想」は20世紀の世界最高峰の思想である――25年にわたって吉本隆明本人と対話し掴んだ「吉本思想」のエッセンスと理論的な可能性を国家論、家族論、個人論において明らかする意欲作。フーコー、イリイチ、マルクスらの可能性と限界を読み解きながら、「吉本思想」の現在性と普遍性を照らし出す。
吉本隆明著 A5判変型・上製 842頁 定価:7,700円(本体7,000円) 978‐4‐7949‐7102‐9 C0395〔2016年10月〕 2巻には、1948 年から1950 年の間に書かれたすべての詩篇、評論、ノートなどを収録する。「残照篇」の中の二篇の詩の異稿と、今まで採録されたことのない「詩稿X」「残照篇」の抹消詩も多数収録。第11回配本。
吉本隆明著 A5判変型・上製 572頁 定価:6,930円(本体6,300円) 978‐4‐7949‐7101‐2 C0395〔2016年6月〕 第1巻には、壮大な思想の出発点を為す、戦前の府立化学工業学校時代、米沢工業学校時代、および敗戦直後の詩や散文を収録する。『和楽路』創刊号に掲載された詩三篇「桜草」「後悔」「生きている」、長編詩「(海の風に)」の初期形「(海はかはらぬ色で)」を初収録。第10回配本。
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