吉本隆明著 A5判変型・上製 588頁 定価:6,930円(本体6,300円) 978‐4‐7949‐7110‐4 C0395〔2015年9月〕 第10巻には、『言語にとって美とはなにか』から分岐派生した二つの原理的な考察『心的現象論序説』『共同幻想論』と、春秋社版『高村光太郎選集』の解題として書き継がれた光太郎論を収録する。第7回配本。
山口昌男著 四六判仮フランス装 352頁 定価:2,090円(本体1,900円) 978-4-7949-6891-3 C0039〔2015年9月〕 北海道での誕生から、アフリカ・インドネシアでの調査を経て、パリ・メキシコ・リマなどの大学での客員教授時代……。現代思想の最先端を駆け抜けた熱き70年代の日々を振り返る。図版、写真に加え、海外から送った私的通信等も併載!
古谷経衡 著 四六判 256頁 定価:1,650円(本体1,500円) 978-4-7949-6882-1 C0095 〔2015年7月〕 ネット上にはびこる差別的発言は、なぜ根絶されることなく再生産され続けるのか。保守派を自認する若き論客が、ネット右翼たちとのリアルな交流に基づいて世に問う、内側から見た「ネット右翼」の構造分析。
吉本隆明著 A5判変型・上製 568頁 定価:6,930円(本体6,300円) 978‐4‐7949‐7109‐8 C0395〔2015年6月〕 第9巻には、政治的混迷の季節に虚飾にまみれたマルクスを救出するという緊張のもと書かれた『カール・マルクス』と、既成の左翼思想からの「自立」を基礎づけるための諸論考『自立の思想的拠点』を収録。ほかに単行本初収録となる原稿を2篇収載する。第6回配本。
鶴見俊輔 著 四六判上製 304頁 定価:2,420円(本体2,200円) 978-4-7949-6844-9 C0010 〔2015年6月〕戦後70年。戦争の記憶が薄れ、周辺諸国とのコンフリクトが起きている昨今、今では歴史的証言となっている『鶴見俊輔座談』(晶文社・全10巻)の中から、日本人の歴史認識にかかわる座談を選び、若い読者に伝える。
菊地健三 著 四六判 208頁 定価:2,750円(本体2,500円) 978-4-7949-6878-4 C3010 〔2015年5月〕 ドイツの哲学者イマヌエル・カント(1724~1804)は、「動力学的」という概念を、『純粋理性批判』ほかの「三大批判書」以前から、最晩年の遺稿『オプス・ポストゥムム』にいたるまで、重要な箇所で使用している。自然と自由の空隙を埋めるこの概念の謎に迫る。
〈犀の教室〉藤井聡 著 四六判 280頁 定価:1,760円(本体1,600円) 978-4-7949-6819-7 C0095 〔2015年4月〕 「思考停止」した「凡庸」な人々の増殖が、巨大な悪魔=「全体主義」を生む。21世紀の全体主義は、ヒトラーのナチス・ドイツの時代と違い、目に見えない「空気」の形で社会を蝕む。思考停止が蔓延する危機の時代に読まれるべきテキスト。
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