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絶滅へようこそ

――「終わり」からはじめる哲学入門

稲垣諭 著
四六判並製 380頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7309-2 C0010〔2022年4月〕
人間の視点を越えた視座、億年単位の宇宙を問題とする(当然すでに人類などというものもいない)、ある種「至高的な空間」から、「絶滅」を考えたとき見えてくるものとは。荒川修作の思想を系譜する気鋭の哲学者が「総合知としての哲学」を武器に、人類の未来を探究する。



維摩さまに聞いてみた

――生きづらい人のためのブッダのおしえ

細川貂々 マンガ 釈徹宗 監修
四六判並製 168頁 定価:1,540円(本体1,400円)
978-4-7949-7298-9 C0015〔2022年2月〕
空とは? 六波羅蜜とは? 解脱とは? さとりとは? 異色の仏典「維摩経【ゆいまぎょう】」の世界をマンガにしました! スーパー在家者「維摩さま」と文殊菩薩の対話から知る、生きづらさに効くブッダのおしえ。



吉本隆明全集27[1992-1994]

吉本隆明全集27

吉本隆明 著
A5判変型上製 662頁 定価:7,370円(本体6,700円)
978-4-7949-7127-2 C0395〔2021年12月〕
最後の詩「わたしの本はすぐに終る」、および「現在」という作家と日々生み出される作品の作者たちの関心のありかを結びつけて論じる『現在はどこにあるか』などを収める。第28回配本。月報は末次弘氏、前田英樹氏、ハルノ宵子氏が執筆。



手づくりのアジール

手づくりのアジール

――「土着の知」が生まれるところ

青木真兵 著
四六判並製 256頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7282-8 C0010〔2021年11月〕
注目の在野研究者・移住者・図書館主宰者による土着人類学宣言! 奈良の東吉野村で人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」を主宰する著者が、若手研究者たちとの対話を通じて、「土着の知性」の可能性を考える考察の記録。あたらしい人文知はここからはじまる。



コロナ・アンビバレンスの憂鬱

コロナ・アンビバレンスの憂鬱

――健やかにひきこもるために

斎藤環 著
四六判並製 272頁 定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7278-1 C0011〔2021年10月〕
コロナ禍という人類史上希な病理下において、人々の精神を支えるものはなにか? 人と人とが会うことが制限される状況下で、我々はどう振る舞うべきなのか? ひきこもり問題、オープンダイアローグの第一人者が綴る、コロナ禍を生き延びるためのサバイバル指南書。



水中の哲学者たち

永井玲衣 著
四六判並製 268頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7274-3 C0095〔2021年9月〕
「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」それを追いかけ、海の中での潜水のごとく、ひとつのテーマについて皆が深く考える哲学対話。若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーターによる、哲学のおもしろさ、不思議さ、世界のわからなさを伝える哲学エッセイ。さあ、あなたも哲学の海へダイブ! 



みんな政治でバカになる

みんな政治でバカになる

綿野恵太 著
四六判並製 256頁 定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7275-0 C0036〔2021年9月〕
トランプ当選をいまだに信じるひとに、Qアノン信者。世界を操るのはディープステートで、コロナワクチンにはマイクロチップが……。なぜかくもフェイクニュースや陰謀論が後を絶たないのか? それは私たちが「バカ」だから! 最新の進化心理学、認知科学の知見に基づいてその脱出口を探る長編評論。