山口昌男 著 四六判上製 344頁 定価:2,970円(本体2,700円) 978-4-7949-7059-6 C0021〔2018年9月〕 後期⼭⼝⼈類学は、⾃ら「敗者学」と名づけた、近代⽇本において挫折した⼈々や戊⾠戦争に敗れた幕⾂たちのネットワークの探求に向けられた。昭和の論壇をリードしてきた文化人類学者が語るファン垂涎の「敗者学」入門テキスト。
永江朗 著 四六判並製 292頁 定価:1,870円(本体1,700円) 978-4-7949-7055-8 C0095 〔2018年9月〕 プラトン、ハイデガーから、フーコー、ボーヴォワール、レヴィナス、バタイユまで、さまざまな哲学者たちのことばを補助線にしながら、仏教で言うところの「四苦八苦」について考える、哲学の自習帖。まず手始めは「生老病死」の四つの苦から。
先崎彰容 著 四六判上製 316頁 定価:2,200円(本体2,000円) 978-4-7949-7053-4 C0095 〔2018年8月〕 国防に貧困対策、国のかたちや日本人らしさ……150年間問われ続けてきた近代日本の超難問に、先人たちは苦悩し答えてきた。福澤諭吉から保田與重郎、丸山眞男、橋川文三、網野善彦まで、23人の思想家による日本思想史・再入門。
岡﨑乾二郎、五十嵐太郎、鈴木了二、加藤典洋 聞き手:白井昱磨 四六判変型・上製 252頁 定価:2,200円(本体2,000円) 978-4-7949-7028-2 C0052 〔2018年7月〕 白井晟一の「原爆堂」は1955年に立案され、いくつかの図面とパースが発表されたが、ついに実現することはなかった。計画案発表後の半世紀から見えてくる今日的な意味とは何か、日本の戦後が抱えた矛盾と欺瞞は何だったのか――。各界の識者にインタビューする。
吉本隆明 著 A5判変型・上製 582頁 定価:本体6500円+税 978‐4‐7949‐7116-6 C0395〔2018年7月〕 100名にもおよぶ詩人の分析から、“戦後の感性”の源泉を明らかにした『戦後詩史論』。夭逝、病気、自死を余儀なくされた詩人たちに忍び寄る“季節の病像”を捉えた『吉本隆明歳時記』。2つの名作評論のほかに、単行本未収録2篇をふくむ、同時期の詩や評論、エッセイなどを収録。第17回配本。
〈犀の教室〉小島毅 著 四六判並製 258頁 定価:2,200円(本体2,000円) 978-4-7949-7036-7 C0021 〔2018年6月〕 反逆者・松陰は、なぜ靖国に祀られるのか?――幕末の志士たちは、列強の脅威をはらい天皇を担ぎ出して維新を遂行した。やがて彼ら自身が英霊として担がれ、1945年まで生き続ける。志士から英霊へ――継続あるいは転換は、どのようにおきたのだろうか。
渡辺京二 著 四六判上製 244頁 定価:1,980円(本体1,800円) 978-4-7949-6998-9 C0095 〔2018年5月〕 文明か未開か、進歩か後退か、という二元論ではなく、便利さや科学の進歩を肯定しながら、真の仲間を作ることが可能か。近代の意味を様々な角度から考えてきた著者が、さまざまな書物をひもときながら、近代の普遍的な問題を問う。
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