Category: 評伝Subscribe to 評伝



斎藤昌三 書痴の肖像

川村伸秀 著
A5判上製 504頁+カラー口絵8頁
定価:6,050円(本体5,500円)
978‐4‐7949‐6964-4 C0095〔2017年6月〕
風変わりな造本でいまなお書物愛好家を魅了し続けている〝書物展望社本〟――その仕掛け人・斎藤昌三の人物像と彼をめぐる荷風、魯庵、茂吉、吉野作造、宮武外骨、梅原北明ら書痴や畸人たちとの交流を描き出す。日本近代出版史の一級資料としても貴重。図版多数。



回想の人類学

山口昌男著
四六判仮フランス装 352頁 定価:2,090円(本体1,900円)
978-4-7949-6891-3 C0039〔2015年9月〕
北海道での誕生から、アフリカ・インドネシアでの調査を経て、パリ・メキシコ・リマなどの大学での客員教授時代……。現代思想の最先端を駆け抜けた熱き70年代の日々を振り返る。図版、写真に加え、海外から送った私的通信等も併載!



エノケンと菊谷栄

エノケンと菊谷栄

山口昌男著
四六判上製 368頁 定価:2,530円(本体2,300円)
978-4-7949-6865-4 C0074〔2015年1月〕
日本の喜劇王エノケンとその座付作者・菊谷栄が、二人三脚で切り拓いた浅草レヴューの世界を、知られざる資料と証言で描いた書き下ろし評伝。文化人類学者の故・山口昌男が、80年代に筆を執ったが、中断したままついに完成には到らなかった。本書は、著者の意志を継いで“幻の遺稿”を整理・編集し、刊行するものである。



ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか

ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか

畑中章宏著
四六判 224頁 定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-6910-1 C0039 〔2013年〕
 若くして才能を発揮しながら、29歳で夭逝した童話作家・新美南吉。代表作「ごん狐」は、50年以上にわたって小学4年生の国語教科書に採用され、読み継がれているが、



サリンジャー

ケネス・スラウェンスキー著 田中啓史訳
四六判 664頁 定価:5,060円(本体4,600円)
978-4-7949-6908-8 C0098 〔2013年〕
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』によって全世界的に知られる作家となったサリンジャー。1965年に最後の作品を発表して以降、沈黙を守りつづけ、2010年に91年の生涯を閉じた。



二列目の人生 隠れた異才たち

池内紀
四六判 232頁
定価:2,420円(本体2,200円)
4-7949-6566-4 C0095 〔2003年〕
貧窮の中で研究を続けた植物学者大上宇市。市井人の文筆家モラエス。「笛吹童子」の福田蘭童。様々な異才が16人。名声や地位よ



余多歩き 菊池山哉の人と学問

前田速夫
四六判 368頁
定価:2,530円(本体2,300円)
4-7949-6629-6 C0095 〔2004年〕
白山神こそ日本の原住民の信仰ではなかったか。被差別の地をくまなく歩き、前人未到の学問をうちたてた民間学者・菊池山哉(明治