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室内生活

――スローで過剰な読書論

楠木建 著
四六判並製 544頁 定価:2,640円(本体2,400円)
978-4-7949-7157-9 C0095 〔2019年10月〕
独りで、ゆっくり、大量に! これが知的体幹を鍛え、思考の基盤を厚くする本の読み方。読書の醍醐味は、そこから何を読み取り何を得るかにある。当代随一の本の読み手が、これまでに手掛けた書籍解説、書評のほぼすべてを網羅した「全書籍解説・書評・読書論集」。



奥東京人に会いに行く

大石 始 著
四六判並製 264頁 定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7151-7 C0095 〔2019年10月〕
高層ビルが立ち並ぶ姿だけが「TOKYO」ではない。政治・経済の中心地である都心を尻目に、自然と共に生き、昔ながらの暮らしを淡々と続ける周縁部の住人たち。そんな奥東京人たちのポートレイトから、東京の知られざる一面を描き出したディープ体験記。



つけびの村

――噂が5人を殺したのか?

高橋ユキ 著
四六判並製 304頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7155-5 C0036 〔2019年9月〕
2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが……気鋭のノンフィクションライターが、〈山口連続殺人放火事件〉の真相解明に挑んだ新世代〈調査ノンフィクション〉



原子力時代における哲学

〈犀の教室〉國分功一郎 著
四六判並製 320頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7039-8 C0095 〔2019年9月〕
なぜハイデッガーだけが、原子力の危険性を指摘できたのか――。ハイデッガーの知られざるテキスト「放下」を軸に、ハンナ・アレントからギリシア哲学まで、壮大なスケールで展開される、技術と自然をめぐる哲学講義録。3.11に対する哲学からの根源的な返答がここに。



急に具合が悪くなる

宮野真生子・磯野真穂 著
四六判並製 256頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7156-2 C0095 〔2019年9月〕
がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、死と生、別れと出会い、そして出会いを新たな始まりに変えることを巡り、20年の学問キャリアと互いの人生を賭けて交わした20通の往復書簡。



亜細亜熱帯怪談

髙田胤臣 著 丸山ゴンザレス 監修
四六判並製 544頁 定価:2,750円(本体2,500円)
978-4-7949-7054-1 C0095 〔2019年9月〕
空前絶後、タイを中心としたアジア最凶の現代怪談ルポルタージュがここに。湿度120%、知られざる闇の世界の扉がいま開かれる。東南アジアの文化や観光スポットを、怪談を切り口に探究する試み。古典的な怪談の背景から最新の現代奇譚までを網羅した決定版。



吉本隆明全集20[1983-1986]

吉本隆明 著
A5判変型・上製 660頁 定価:7,480円(本体6,800円)
978‐4‐7949‐7120-3 C0395〔2019年9月〕
埴谷雄高との論争「重層的な非決定へ」と『死の位相学』の序に代えて書き下ろされた「触れられた死」などの評論・エッセイと連作詩の最後の時期を収める。単行本初収録32篇。月報は、中島岳志氏 岩阪恵子氏 ハルノ宵子氏が執筆。第21回配本。