われらはみな、アイヒマンの息子

われらはみな、アイヒマンの息子ギュンター・アンダース 岩淵達治訳 高橋哲哉解説
四六判 176頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-6707-7 C0098 〔2007年〕


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ナチスドイツのユダヤ人大虐殺=ホロコーストで大きな役割を果たし、1960年、逃亡先のアルゼンチンでイスラエルの秘密警察によって逮捕され、絞首刑になったアドルフ・アイヒマン。本書は、アイヒマンの息子にあてた公開書簡の形式をとっている。世界がグローバル化し、誰もが組織の歯車になりかねない時代に、個人の責任とはなにか、上意下達の組織、社会でいかにしてアイヒマン的存在から抜け出すか。自分で考える力の必要性を問う哲学の本。