ピート・タウンゼント 大橋悦子訳
四六判 184頁
定価：1,870円（本体1,700円）
4-7949-5232-5 C0097 〔1987年〕
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とても幼かったころ、荒涼とした北イングランドの海岸で、たった一人で砂遊びをしていた〈僕〉は、馬に乗った若者たちに出会った。瞳のきらきらした赤褐色の髪の女と、りりしく日に焼けた男−それが〈僕〉の両親だった。あの日以来、〈僕〉は馬に乗りたいなどと思ったことは一度もない・・・・・・。
ザ･フーのギタリストであるピート･タウンゼンドが、研ぎすまされた美意識を結晶させて書きあげた13の物語。ハードな叙情をたたえた、繊細で奇怪なイメージあふれる魂のオデッセイ。