フェルトリネッリ

――イタリアの革命的出版社

フェルトリネッリカルロ・フェルトリネッリ 麻生九美訳
A5判 396頁
定価:3,740円(本体3,400円)
978-4-7949-6756-5 C0098 〔2011年〕


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大戦後のイタリアで、一族の巨万の富を承継したジャンジャコモ・フェルトリネッリ。若き共産党員として働いていた彼は、戦中に失われた歴史を埋めあわせるべく、社会主義や労働史を中心とした国内外の文書の収集を始める。その研究は図書館の創設へとつながり、事業家としての才にも長けていたジャンジャコモは、やがて一族の名を冠した出版社を、さらには書店を立ち上げて、パステルナーク、ケルアック、ゲバラといった、当時の社会に問題を投げかける作家の本を次々と刊行していく。読者をぐっとつかみ、読者の価値観を変え、読者に何かを植えつける。斬新な出版の世界をフェルトリネッリは広げる。しかし彼のその強い理念こそが、自身を現実の革命運動へと追い込んで行く……。
レビュー(栗田明子氏)
レビュー(工藤正廣氏)
★新文化に半五段広告掲載


★書評掲載
図書新聞(2011.3.19、上村忠男氏評)
信濃毎日新聞ほかに書評(和田忠彦氏評、共同通信配信)
週刊ブックレビュー(NHKBSプレミアム2011.4.9、永江朗氏評)
サンデー毎日(2011.6.12、古屋美登里氏評)


★紹介記事掲載
新文化 2011.3.3
朝日新聞 2011.3.3
読売新聞 2011.6.12

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