谷川健一
四六判 240頁
定価:2,310円(本体2,100円)
4-7949-6639-3 C0095 〔2004年〕
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日本列島から渚が失われたとき、人の魂も危機をむかえる。現世と「常世」をつなぐ接点、渚。常世は死者の国であると同時に、日本列島に黒潮に乗ってやってきた祖先の記憶である。海をめぐる独自の民俗学を積み上げてきた著者の、原点にして到達点を伝える。短歌、そして南島や九十九里浜の写真が多く挿入され、頁から潮風が香る一冊。