1回目。
◆勉強をはじめたのはいつごろですか?
試験の3~4ヵ月前から。
◆1日の平均学習時間はどれくらいですか?
約2時間(0時間の日もありましたが、その分、休日に勉強しました)。
◆1週間の平均学習日数はどれくらいですか?
約7日。
◆勉強期間中の平均睡眠時間はどれくらいですか?
約4~6時間。
◆どのような方法で勉強しましたか?
問題集のみ(他社との併用)。
◆小社発行のケアマネシリーズのうち、使用したものは?
基本問題集上巻・下巻、実戦予想問題の3冊すべて。基本問題集上巻・下巻を各1回、実戦予想問題を2回解きました。
◆繰り返すにあたり、勉強方法や取り組み方で何か変えたことはありますか?
最初は基本問題集に書き込まないようにしました。2回目は書き込んでいきました。ポイント解説で大切だと思ったところは、自分で印をつけました。模擬テストや模擬問題集の場合も2回目は書き込み、2回間違えたところは用語などを詳しく調べ、問題のところに書き込みました。そして、それをさっと見直すようにしました。途中でノートを作りたくなりますが、それは時間のムダです。それをするくらいなら、重要事項を基本問題集に書き込んで、ノートやテキスト代わりに使い込んだほうがいいと思います。
◆失敗だった非効率的な勉強方法を教えてください
他社の過去問題集→他社のテキスト→晶文社の基本問題集上・下巻→晶文社の実戦予想問題→他社のテスト形式の模擬テストや模擬問題集の順に勉強しました。ノートを作ったり、教科書(『基本テキスト』)を読むことはしなかったので、非効率的ではなかったと思います。あの分厚い教科書を読んで挫折するくらいなら(または試験に間に合わないくらいなら)、基本問題集を解きながら、不明に思う箇所を病名や福祉用語の辞書を引いて調べたほうが、よっぽど効率的でした。時間がある人はノートをまとめたり、教科書を読めばいいと思いますが……。
◆勉強期間中のモチベーション維持の方法を教えてください
合格した先輩に勉強法のことや不安に思っていることを話すと、気分的に安心するし、よいアドバイスをもらえます。勉強の合間に音楽を聴いたり、好きな行事には出掛けたりしていたので、メリハリが出ました。
夜は無理をせず、仕事で疲れているときは眠った方がよいです。眠いときムリしても頭に入りません。その分、朝方にできる範囲で勉強をしたほうが体にもよいと思います。たとえ10~30分でも、1問でも2問でも構いません。
平日に勉強できないときには、休日を勉強に当て1日中勉強した日もありました。また、勉強しない日は、トイレに貼ったチャートや図表を眺めていました。
◆これから受験される方へのメッセージ
私は全範囲の試験勉強をしなくてはならず、そのうえ時間もなく、ものすごい焦りがありましたが、皆さんはいずれかの分野が免除されるかと思うので、集中して勉強すれば大丈夫です。私が1回の受験で合格できたのは「落ちたら、また次に受けよう」「落ちたら、もう受けるのはやめよう」という気持ちを捨てて、「やらなければ落ちる、でもやれば必ず受かる」と自分に言い聞かせて勉強したからだと思います。落ちることを考える暇があれば1問でも多く解きましょう。私が合格できたのは晶文社の『基本問題集』と『実戦予想問題』を解いたからです。特に『実戦予想問題』は直前までやりました。テストが始まるまでこれを解いていて、なんと読んでいた箇所がまるまる本試験に出ていてびっくりしました。その他にも4、5問は出ていたと思います。
この問題集以外にも模擬テストなどをしたほうがよいと思いますが、たとえ間違っても解説をじっくり読むだけで、実力がついていきます。落ち着いて間違っている選択肢を見つけていくことに集中して、消去法のスタイルで問題に取り組んでください(逆をするととっても迷います)。何回も繰り返すことにこだわらず、自分のペースで大丈夫です。頑張ってください!