植草さんが生まれて100年。この先100年たっても植草さんを忘れない……この本にはそんな特別な思いがこめられています。植草さんがいま生きていたら何を考えているか、生誕100年を機に、各界でご活躍の方々が植草さんについての思いを巡らせました。
浅生ハルミン、阿部嘉昭、大谷能生、岡崎武志、荻原魚雷、小田晶房、小田島等、小野耕世、恩田陸、春日武彦、鏡明、岸野雄一、北沢夏音、北山耕平、近代ナリコ、杉山正樹、樽本樹廣、千野帽子、筒井武文、萩原朔美、秦隆司、福田教雄、前田司郎、安田謙一、山崎まどか(敬称略)、そのほか多数の植草さんのファンに思いを語っていただきました。
装画は、ヘタウマイラストの開祖、テリー・ジョンスン(湯村輝彦)!
湯村さんはおよそ25年前、植草さんの本「知らない本や本屋を捜したり読んだり」の装画も手がけられました。表紙を見比べても、植草今昔を考えさせる仕上がりとなったのでは!?
特別付録として植草さんの肉声の聴けるCDをご用意しました。
往年の読者でも植草さんの声を聴いたことのある人は少ないのでは?
大好きなジャズのことを、ニューヨークの古本屋のことを、植草さんがあなたに語りかけます!
70年代後半、北山耕平さんが8時間にわたって敢行したロングインタビュー「植草甚一の秘密」を載録(雑誌「宝島」初出)。
未発表のものをふくむ、ニューヨーク滞在時の植草さんの写真を多数掲載いたしました(青野義一・撮影)。
●植草甚一 ぼくたちの大好きなおじさん
晶文社編集部・編
B5判並製176頁/CD付
装丁・小田島等
定価2,420円(本体2,200円)
978-4-7949-6732-9