フロレンティーノ・ロダオ 深澤安博ほか訳
A5判 576頁
定価:6,050円(本体5,500円)
978-4-7949-6765-7 C0022 〔2012年〕
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1936年から1945年までにおきた四つの戦争――スペイン内戦、日中戦争、ヨーロッパにおける第二次世界大戦、太平洋戦争――の時期、フランコ統治下のスペインと帝国日本の関係をあきらかにする。はじめ日本崇拝を鮮明にしたスペインはついに対日宣戦布告寸前にまでいたる。その過程にはいったいなにがあったのか? スペイン政府の協力のもとに構築された日本の対アメリカ諜報網の全貌、フィリピンにおける両国の利害の錯綜など、膨大な資料を駆使して、日本とスペインのあいだの知られざる現代史を発掘する。
〈パブリシティ情報〉
・2012/3/4 日経新聞に書評掲載(川成洋さん評)
・2012/4/29 朝日新聞に書評掲載(逢坂剛さん評)
・新帯できました!ダ・ヴィンチ2012年4月号より
・佐藤優さん(作家・元外務省主任分析官)推薦
「政治家の生き残り術として参考になる。」
◇フロレンティーノ・ロダオ
1960年、スペイン・マドリード生まれ。日本とスペインの現代史を専攻。1990年から95年まで、東京大学で研究生活をおくった。そのおりの成果に基づいて本書をかきあげた。現在、マドリード・コンプルテンセ大学教授。
◇深澤安博
1949年生まれ。スペインを中心としたヨーロッパ現代史とモロッコ現代史を研究。共著『スペイン現代史』(大修館書店)、『スペインの内戦』(東京大学出版会)ほか。