ヤヌシュ・コルチャック著 中村妙子訳
A5判変型 504 頁
定価:3,520円(本体3,200円)
978-4-7949-6785-5 C8097 〔2012年〕
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父王の死によって、幼くして王位についたマットは、子どものためのユートピアをつくろうと、つぎつぎに画期的な改革にのりだす。世界一の動物園をつくること、国中の子どもたちに毎日チョコレートを配ること、子ども国会の設立。ところが、スパイの暗躍や親友の裏切りによって、国家は大混乱。とうとう、となりの国の軍隊がせめこんできて……。子どもの願いや夢、そして心理をみごとにえがいたポーランド児童文学の名作!
黒柳徹子さん(’85年コルチャック賞受賞)推薦!
「ポーランド一の偉大な作家であり孤児院の院長でもあったコルチャック先生が書いた、子どもが描く理想の国。悲しくて面白い!! こんなに子どもの心がわかる大人がいたなんて!」
◇ヤヌシュ・コルチャック
1878年、ワルシャワ生まれ。ポーランドのユダヤ人医師・作家・教育者。子供の権利を主張したパイオニアとして知られる。小児科医として活躍するかたわら、自ら孤児院を主宰し、そこに子どもたちの自治社会をつくった。ナチのワルシャワ占領後、ユダヤ人ゲットーに移された孤児院の子どもたちと運命をともにし、1942年8月、トレブリンカ強制収容所で命を奪われた。
1878年、ワルシャワ生まれ。ポーランドのユダヤ人医師・作家・教育者。子供の権利を主張したパイオニアとして知られる。小児科医として活躍するかたわら、自ら孤児院を主宰し、そこに子どもたちの自治社会をつくった。ナチのワルシャワ占領後、ユダヤ人ゲットーに移された孤児院の子どもたちと運命をともにし、1942年8月、トレブリンカ強制収容所で命を奪われた。