――大城立裕の文学と〈沖縄〉
武山梅乗
四六判 228 頁
定価:2,200円(本体2,000円)
978-4-7949-6799-2 C0095 〔2013年〕
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「カクテル・パーティー」により沖縄初の芥川賞作家となった大城文学を、デビュー前の習作から近作まで読み解いた意欲作。
物語に不穏な空気を醸し出すキャラクター=「不穏でユーモラスなアイコンたち」を起点に、大城文学をポリフォニックなテキストとして読み解く、新しい沖縄文学論。
目次
序論:大城立裕と〈沖縄文学〉――その立ち位置をめぐる問題
第1章 青春の挫折、〈沖縄〉、そして複眼
第2章 〈沖縄〉と自己のはざまで――大城立裕と二つの戦争
第3章 〈沖縄〉から普遍へ――「戦争と文化」三部作という企て
第4章 不穏でユーモラスなアイコンたち――大城立裕における沖縄表象の可能性
第5章 パノラマからレイヤーへ ――大城立裕による沖縄戦の表象
あとがき
◇武山梅乗(たけやま・うめのり)
1968年、宮城県生まれ。駒澤大学文学部非常勤講師。共著に『社会学の扉をノックする』(学文社)、『戦後・小説・沖縄』(鼎書房)など。
1968年、宮城県生まれ。駒澤大学文学部非常勤講師。共著に『社会学の扉をノックする』(学文社)、『戦後・小説・沖縄』(鼎書房)など。
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