アジア全方位

――papers 1990-2013

四方田犬彦著
四六判変型 528頁
定価:2,530円(本体2,300円)
978-4-7949-6913-2 C0095 〔2013年10月〕


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アジア的体験とは、観光を退け、
旅人として長く留まり、土地の霊と言葉を交わすことだ
文学、映像、都市、料理、宗教・・・
四半世紀におよぶ、アジアをめぐる思索と探求の集大成

「旅」と「食」のエッセイ、世界の郵便局訪問記、ジャカルタ・バンコク滞在時の日誌、書物とフィルムをめぐる考察、パレスチナ人俳優・映画監督へのインタヴュー、逝ける文化人を偲ぶ追悼文、光州で行われた韓国併合百年をめぐる講演録・・・
韓国、香港、中国、台湾、タイ、インドネシア……そしてイラン、パレスチナまで。ジャンルを悠然と越境し、つねに日本の文化と社会の問題をアジアという文脈のなかで考えてきた。滞在と旅の折々に執筆された、アジアをめぐる思索と体験の記録。

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目次

序 アジア的体験
Ⅰ 誰も知らないところに行く
Ⅱ 鳥を贈る
インドネシア日記 2007
Ⅲ 離騒のなかの映像
バンコク日記 2008
Ⅳ パレスチナ芸人、日本に来たる
Ⅴ 他者と内面

◇四方田犬彦(よもた・いぬひこ)
1953 年、大阪府に生まれる。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。建国大学校客員教授としてソウルに赴いて以来、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学、明治学院大学などで、映画史と日本文化の教鞭を執る。映画と文学を中心に、幅広い文化現象について批評の健筆をふるう。齋藤緑雨文学賞、サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、日本エッセイスト・クラブ賞、桑原武夫学芸賞などを受けた。

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