小沢信男著
四六判 216頁
定価:2,090円(本体1,900円)
978-4-7949-6837-1 C0095 〔2013年〕
装画:ミロコマチコ/装幀:平野甲賀
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花田清輝、中野重治、長谷川四郎、菅原克己、辻征夫――今なお、若い人たちをも魅了し、読み継がれる作家・詩人たち。五人に共通するのは物事に「捨身で立ち向かう」ということ。彼らと同じ時間を過ごし、同じ空気をすってきた著者が、彼らの遺した作品や日々の思い出をとおして、言葉がきらびやかだった時代の息づかいを伝える貴重な散文集。
〈書評掲載〉
共同通信配信記事(愛媛新聞2014/2/2・山形新聞2/23ほか)
日刊ゲンダイ 2014/2/4
週刊ポスト 2014/2/14(評者:川本三郎氏)
北海道新聞 2014/3/9
図書新聞 2014/5/3号
〈書籍紹介〉
サンデー毎日 2014/1/26号(岡崎武志氏「今週のイチオシ」)
月刊みすず 2014年1・2月合併号(読書アンケート特集「鎌田慧氏の選ぶ2013年の三冊」)
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【目次】
まえがき
Ⅰ 一をもって貫く ―花田清輝
Ⅱ 世のひとびとと天皇と ―中野重治
Ⅲ 一寸さきは光 ―長谷川四郎
Ⅳ 死者と生者と ―菅原克己
Ⅴ 満月や大人になっても ―辻征夫
あとがき
1927年生まれ。東京・新橋生まれ。日本大学芸術学部卒業。大学在学中の52年、『江古田文学』に掲載した「新東京感傷散歩」が花田清輝に認められる。53年、新日本文学会に入会。以後、詩、ルポルタージュ、評論、エッセイ、小説、俳句など幅広く文筆活動を行う。著書に『わが忘れなば』『東京の人に送る恋文』『いま・むかし東京逍遥』(以上、晶文社)、『東京骨灰紀行』『裸の大将一代記 山下清の見た夢』(第四回桑原武夫学芸賞受賞、以上、筑摩書房)、『通り過ぎた人々』(みすず書房)、『本の立ち話』(西田書店)などがある。
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