音楽の未来を作曲する

野村誠 著
四六判 288頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-6894-4 C0073〔2015年10月〕


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現代音楽家ならではの自由な発想、創作の極意。

この世界には、様々な対立や衝突がいっぱいある。それらが、総体として醜い不協和音になって、悲惨な状況がいっぱいある。現代音楽では、不協和音を美しく響かせる方法を開拓してきた。世界の対立を美しく響かせ、紛争を共存に変えていけるヒントは、作曲にあるはずだ……。
生きた音楽を求めて、老人ホーム(お年寄りとの共同作曲)、動物園(動物との音楽)、銭湯(お湯の音楽会)、キャンプ場(火の音楽会)、遺跡(I-picnic)など、頻繁にフィールドワークをおこなう稀代の現代音楽家が、自身の発想と実践を振り返りまとめた一冊!

本物の安心感。
音楽をめぐる冒険譚だけど、
照らされるのは僕らの生きざまです。
推薦 西村佳哲(『自分の仕事をつくる』著者)

 

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【目次】

1 作曲を始めた頃
2 子どもがつくる現代音楽
3 作曲する遊び場
4 ごった煮から脱出する方法
5 個性は滲み出る
6 ナンセンスに追随する
7 しょうぎ作曲
8 演劇を作曲する
9 演劇交響曲
10 ジャワ・ガムラン 〜「私の作品」から「私たちの作品」へ〜
11 やわらかい楽譜
12 動物との音楽
13 野外楽
14 ポスト・ワークショップ時代
15 考古楽 北斎カルテット
16 だじゃれ音楽
17 ごった煮は共鳴する

あとがき

 

◇野村 誠(のむら・まこと)
1968年名古屋生まれ。作曲家/鍵ハモ奏者/ピアニスト/瓦奏者。京都大学理学部卒業。British Councilの招聘で英国ヨークに滞在(94〜95年)。「Whaletone Opera」を日英で創作・上演する。イギリスでは100回以上のワークショップを行う。ガムラン作品「踊れ! ベートーヴェン」でのインドネシアツアー(96年)以来、東南アジアの音楽家との交流を続ける。箏、ガムラン、アコーディオン、オーケストラなど、様々な楽器の作曲をし、20カ国以上で作品を発表。CDに「ノムラノピアノ」(とんつーレコード)、「瓦の音楽」(淡路島アートセンター)など。著書に「老人ホームに音楽がひびく」(共著、晶文社)ほか。第1回アサヒビール芸術賞受賞。06年度、NHK教育テレビ「あいのて」出演、音楽監修。現在、日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクター。

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