高橋一也 著
四六判 288頁+ カラー16頁
定価:1,815円(本体1,650円)
978-4-7949-6944-6 C0095 〔2016年11月〕
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野菜って、楽しくって、
美味しくって、
でも、ちょっと切ない。
古来より、一度も絶やされることなく連綿と受け継がれてきた「命」があります。それが古来種野菜(在来種・固定種などのすべての伝統野菜)たち。農家さんが、種を撒き、育て、収穫し、そこからまた種を採集して来年まで寝かせる。そしてまた種を撒く。そのサイクルが800年近く続いてきました。しかし、その種がいま、途絶えようとしています。
農家のおじいちゃんやおばあちゃんが、家の裏の畑、一畝だけで栽培している野菜。その一畝がなくなってしまったら、この世からその「種」が消えてしまう……。
本書では、古来種野菜の魅力を余すところなく伝えるとともに、野菜が流通する市場の問題、F1品種、ジーンバンク、新規就農、子どもの味覚、農と農業など、野菜を取り巻く環境について、そのすべてに関わる「八百屋」だからこそ見えてくる視点から熱く語ります。
世間の風を冷たく感じた路上販売に始まり、古来種フェス「種市」の熱狂、伊勢丹新宿本店での驚きの展開にいたるまで、「あたためる八百屋」の騒がしい毎日をめぐる奮闘記。
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木引かぶ。長崎で一軒の農家さんだけが作っている。
様々な古来種きゅうりたち。800年続く平家きゅうりを中心に。
桜島大根を真ん中に。世界一大きい大根としてギネスブックに認定されている。見たことのない野菜はまだまだたくさんある。
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【目次】
第1章 種が大事だと言い続ける!
第2章 最初に伝えておきたいことが、いくつかあって
第3章 僕の仕事は野菜の流通、そのすべてだ̶̶その1
第4章 種について僕たちが知らなかったこと
第5章 種まく農家と美味しい関係
第6章 僕の仕事は野菜の流通、そのすべてだ̶̶その2
第7章 未来への種をまく
エピローグ 八百屋の日々
1970年生まれ。高等学校卒業後、中国に留学。その後、(株)キハチアンドエスに調理師として勤務する中で、有機野菜と出逢う。1998年に(株)ナチュラルハウス入社。後に取締役へ就任し、売上高50億円の会社経営に携わる。東日本大震災をきっかけに、warmerwarmerとして独立。古来種野菜の販売や、有機生産者を守るための活動に熱く取り組む。
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