――アートとデザインの間
佐藤直樹 著
四六判上製 336頁
定価:2,750円(本体2,500円)
978-4-7949-6960-6 C0070〔2017年4月〕
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人気アートディレクター・佐藤直樹が語る、
これからの芸術!?
佐藤さんはコンピュータを使ったデザインの黎明期に、『WIRED』日本版などを手掛け、20年以上一線で活躍してきた。しかし、ある日突然、木炭画を描き始めた。絵を描くのが止まらなくて、その絵はなんと100メートルに! デザインするのをやめてしまうの? というわけではなさそうだけれど、いったん立ち止まって、アートやデザインについて考えてみました。
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【目次】
はじめに
Ⅰ アートとデザインの間には深くて暗い川がある
1 アートとデザインの話を同時に始める
2 アートとデザインの外部を探しに
3 アートとデザインが消えても
Ⅱ 絵画の入門
1 おそるおそる入門する
2 入門したはいいけれど
3 早くも破門の危機に
4 かろうじて破門を逃れる
5 あらためて門を眺め直す
6 門をつくることにする
7 門って何?
8 新しい門のかたち
9 自分で門をつくって自分で潜る
10 初めて描かれる絵
Ⅲ デザインを考えない
1 木彫りの熊のデザインを考えない
2 秋岡芳夫のデザインを考えない
3 ソーシャルデザインを考えない
4 サスティナブルなデザインを考えない
5 デザインを続けるか続けないか考えない
6 グローバルなデザインを考えない
7 ローカルなデザインを考えない
8 縄文のデザインを考えない
9 「土着的なもの」「土俗的なもの」のデザインを考えない
10 モダンデザインを考えない
11 リレーショナルなデザインを考えない
12 グローバルデザインとローカルデザインをともに考えない
13 エンブレムのデザインを考えない
14 動的で立体的なデザインを考えない
15 グラフィックデザインの未来を考えない
16 デザインの職能を考えない
Ⅳ 行為としての芸術について
佐藤さん、見る人は必要ですか? ――小崎哲哉との対話
大友さん、聴衆は必要ですか? ――大友良英との対話
脳内に浮かぶ像のこと ――岸野雄一、細馬宏通との対話)
1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2003~10年、アート・デザイン・建築の複合イベント「セントラルイースト東京(CET)」をプロデュース。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。サンフランシスコ近代美術館パーマネントコレクションほか国内外で受賞多数。2012年からスタートしたアートプロジェクト「トランスアーツ東京(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」講師。多摩美術大学教授。
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