迷家奇譚

川奈まり子 著
四六判並製 312頁
定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-6963-7 C0095 〔2017年5月〕


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口の端に上る「裏側の世界」を
女性作家が巡り歩く、オカルトルポ

「いや、実はこんな話があってね……」
ネイルサロンで、暑い夏の坂の途中で、または深夜の電話口から、人々は不意に怪異を語りだす。奇譚に埋め込まれ、漂っている記憶とは。
〈時間〉〈場所〉〈ひと〉を重ね合わせる「透視図法」により、そこに眠る深層/心象/真相を掘り起こす。

東雅夫氏(アンソロジスト・文芸評論家)推薦!
「群雄割拠の怪談実話界にまたひとり、凄い書き手が加わった」

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【目次】

1 はじまりの遠野紀行
2 廃墟半島にて
3 彼岸トンネル
4 熊取七人七日目七曲がり
5 鍵付きの時代箪笥
6 いちまさん
7 人形心中
8 堀田坂今昔
9 神隠し
10 犬の首
11 禁をやぶると
12 まれびとの顔
13 海霊の人魚
14 蛭夫
15 生霊返し
16 鬼婆の子守唄

 

川奈まり子(かわな・まりこ)
1967年東京都生まれ。作家。一般社団法人 表現者ネットワーク(AVAN)代表理事。女子美術短期大学卒業後、出版社デザイン室勤務、フリーライターを経て1999年から2004年までアダルトビデオ等に出演。山村正夫記念小説講座で小説を学び、2011年、『義母の艶香』(双葉文庫)でデビューし、著書多数。近著に『実話怪談出没地帯』(河出書房新社)、『穢死』(竹書房文庫)などがある。日本推理作家協会会員。

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