三美スーパースターズ 最後のファンクラブ

〈韓国文学のオクリモノ〉
パク・ミンギュ 著 斎藤真理子 訳
四六判並製 364頁
定価:2,200円(本体2,000円)
978-4-7949-6980-4 C0097 〔2017年11月〕


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韓国で20万部超のロングセラー、待望の邦訳。
すべての野球ファンと青春小説のファンに。

15勝65敗。僕たちの町のチームはとてつもなく弱かった――。
韓国プロ野球の創成期、圧倒的な最下位チームとして人々の記憶に残った三美スーパースターズ。このダメチームのファンクラブ会員だった二人の少年は大人になり、様々な危機を乗り切って、生きていくうえで最も大切なものは何かを知る。『カステラ』『ピンポン』で韓国一の人気作家になったパク・ミンギュのデビュー作。
韓国の若い作家を紹介するシリーズ<韓国文学のオクリモノ>第2回配本。

 

三美スーパースターズ…… 仁川市を本拠地に1982年韓国プロ野球発足とともに参加、初年度80試合で15勝65敗、仁川の野球ファンの心を打ち砕く。翌年広島カープから福士明夫(張明夫)が加入。獅子奮迅の働きで30勝投手(韓国プロ野球最多勝記録)になり優勝争いをするも翌年から低迷。度重なる身売りで2007年に球団が消滅。

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〈イベント情報!〉
※このイベントは終了しました。
11/17(金) パク・ミンギュさん来日トークイベント@東京
11/19(日) パク・ミンギュさん来日トークイベント@京都

 

◇パク・ミンギュ
1968年、韓国・蔚山生まれ。中央大学文学部卒業。2003年、本作『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』でハンギョレ文学賞と『地球英雄伝説』で文学トンネ作家賞をダブル受賞して話題になる。その後も新鮮な文体と奇想天外な発想で作品を発表し、人気作家の地位を獲得する。日本では『カステラ』(クレイン)、『亡き王女のためのパヴァーヌ』(クオン)、『ピンポン』(白水社)が刊行されている。
◇斎藤真理子(さいとう・まりこ)
翻訳家。訳書にパク・ミンギュの『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳/クレイン)、『ピンポン』(白水社)、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)、ハン・ガン『ギリシャ語の時間』などがある。『カステラ』で第一回日本翻訳大賞を受賞した。

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