社畜上等!

――会社で楽しく生きるには

常見陽平 著
四六判並製 240頁
定価:1,540円(本体1,400円)
978-4-7949-6989-7 C0036 〔2018年1月〕


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使われないで、使うのだ。

「会社とはコミュニティである」「会社の魅力とは『やらされる』ことである」など、もう一度会社を定義しなおし、「エア転職をしてみる」「学歴コンプレックスは妄想か」と、自分自身を見直し、「採用活動を監視してみる」「会社の中での怒り方を身につける」など、自分の会社を査定する。会社との距離を上手に測りながら、人生を楽しもう!

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【目次】

まえがき

 

序論 会社とどう付き合うか?

 

第1章 会社を捉え直す

1 会社とは、コミュニティである

2 会社とは、ビジネススクールである

3 会社とは、仕事エージェントである

4 会社の魅力とは、「やらされる」ことである

5 会社の看板があれば、誰とでも会うことができる

6 会社があるからこそ可能性が広がる

7 会社とは、ソーシャル・ネットワークである

8 会社とは、夢を叶えるステージである

9 会社は、利用するものである

 

第2章 自分を見つめ直す

10 エア転職をしてみる

11「五年後」「一〇年後」を自分事として考えてみる

12 「誰をロールモデルにするか

13 ライバル、戦友こそ必要

14 仕事にプロの迫力を

15 自分の感覚が古くなっていることをちゃんと恐れること

16 自分より若い社員をバカにしない

17 あなたは同窓会に行けますか?

18 学歴コンプレックスは妄想か

19 出世コンプレックスの乗り越え方

20 勤務先コンプレックス

21 やる気という魔物と付き合う

22 「頑張りすぎないこと」を頑張るという考え方

 

Column ONE JAPAN、わるだ組

Column 新宿三井ビルディングのど自慢大会

Column 私はどのようにコンプレックスを乗り越えてきたか

 

第3章 会社の中で自分を活かす

23 「いい仕事」を定義する

24 よりよい職場を目指して、採用活動を監視してみる

25 自分と組織のパフォーマンスを測定しよう

26 社内起業で会社を利用するという考え方

27 素晴らしい会議とは何か?

28 会社の中での怒り方を身につける

29 「できない奴」は誰が悪いのかという問題

30 見られていることを意識しよう

31「嫌いな人」は誰でもいる

32 味方をつくるということ

33 情報提供上手なら、社内外で人気者になれる

34 理不尽だと思ったら、その合理性を考えてみる

 

第4章 楽しく働くための仕事術

35 大掃除は仕事に役に立つ

36 読書術

37 今どき、英語を学ぶ意味とは?

38 社会人と大学院

39 記録を振り返ってみる

40 仕事道具は良い物を使う
41 服装のルールを設ける
42 時間に余裕のある人になる

43 感じの良い話し方を身につける

 

ケーススタディ 会社の中で評価される人、されない人

Case1 勉強熱心でビジネス書を一生懸命読むのだが、仕事で上手く活かせず成果を出せない二〇代男性

Case2 新人の頃、マナーが最悪だったが、揉まれる過程で成果を出していく大器晩成タイプ

Case3 頭まで筋肉でできているが、なぜか営業成績はいい体育会人材

Case4 賢くはないが、なぜか業績がよい美人女子

Case5 媚びているわけではないのに、妙に社長に気に入られる人

 

あとがき

 

◇常見陽平(つねみ・ようへい)
千葉商科大学国際教養学部専任講師、働き方評論家。1974年生まれ、北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。リクルート、バンダイ、クオリティ・オブ・ライフ、フリーランス活動を経て2015年4月より現職。専攻は労働社会学。働き方をテーマに執筆、講演活動に没頭中。『僕たちはガンダムのジムである』(日経ビジネス人文庫)、『「就活」と日本社会』(NHKブックス)、『「意識高い系」という病』(ベスト新書)、『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社新書)、『「働き方改革」の不都合な真実』(おおたとしまさとの共著、イースト・プレス)など著書多数。
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