片岡義男 著
四六判上製 532頁
定価:2,970円(本体2,700円)
978-4-7949-7060-2 C0095 〔2018年10月〕
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〈あとがき〉から始まる 〈あとがき〉から見えてくる
〈あとがき〉から読む 〈あとがき〉で語る
〈あとがき〉から考える……
「ぼくは〈あとがき〉を書くのが大好き。〈あとがき〉を考えると次回作への期待とアイディアでいっぱいになる」……1970年代から現在まで40年以上にわたり、次々に新作を発表し続けている作家・片岡義男。その作品はもちろんだが、じつは〈あとがき〉がすこぶる面白い。1974年刊行の『ぼくはプレスリーが大好き』から2018年の新刊『珈琲が呼ぶ』まで、単行本・文庫にある〈あとがき〉150点あまりを刊行順にすべて収録。片岡義男のエッセンスが満載の一冊!
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【目次】
1970年代
『ぼくはプレスリーが大好き』『10セントの意識革命』『友よ、また逢おう』『ロンサム・カウボーイ』『スローなブギにしてくれ』『ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう』『町からはじめて、旅へ』『彼のオートバイ、彼女の島』『サーフシティ・ロマンス』『スターダスト・ハイウエイ』『アップル・サイダーと彼女』『波乗りの島』
1980年代
『いい旅を、と誰もが言った』『コーヒーもう一杯』『限りなき夏 1』『吹いていく風のバラッド』『俺のハートがNOと言う』『and I Love Her』『ターザンが教えてくれた』『Ten Years After』『湾岸道路』『彼女が風に吹かれた場合』『美人物語』『彼とぼくと彼女たち』『ドライ・マティーニが口をきく』『5Bの鉛筆で書いた』『ブックストアで待ちあわせ』『メイン・テーマ 1』『メイン・テーマ 2』『メイン・テーマ 3』『誰もがいま淋しい』『すでに遥か彼方』『彼女から学んだこと』『ミス・リグビーの幸福』『ふたとおりの終点』『紙のプールで泳ぐ』『彼のオートバイ、彼女の島 2』『微笑の育てかた』『最愛のダーク・ブルー』『桔梗が咲いた』『私は彼の私』『タイプライターの追憶』『嘘はほんのり赤い』『個人的な雑誌 1』『ドアの遠近法』『星の数ほど』『彼らと愉快に過ごす』『片岡義男〔本読み〕術・私生活の充実』『頰よせてホノルル』『個人的な雑誌 2』『今日は口数がすくない』『魚座の最後の日』『恋愛小説』『本についての、僕の本』『生きかたを楽しむ』『ミッチェル』『彼女と語るために僕が選んだ7つの小説』『愛してるなんて とても言えない』
1990年代
『永遠の緑色』『彼らに元気が出る理由』『緑の瞳とズーム・レンズ』『yours―ユアーズ―』『シヴォレーで新聞配達』『思い出の線と色彩』『日本訪問記』『最愛の人たち』『海を呼びもどす』『カヌーで来た男』『絵本についての、僕の本』『僕が書いたあの島』『本を読む人』『自分を語るアメリカ』『昼月の幸福』『なぜ写真集が好きか』『アメリカに生きる彼女たち』『「彼女」はグッド・デザイン』『彼の後輪が滑った』『私も本当はそう思う』『東京青年』『映画を書く』『ここは猫の国』『女優たちの短編』『日本語の外へ』『赤いボディ、黒い屋根に2ドア』『東京のクリームソーダ』『音楽を聴く』『キャンディを撮った日』『日本語で生きるとは』
2000年代
『坊やはこうして作家になる』『英語で日本語を考える』『半分は表紙が目的だった』『東京を撮る』『東京22章』『英語で日本語を考える 単語篇』『夏の姉を撮る』『音楽を聴く 2』『エンド・マークから始まる』『私の風がそこに吹く』『道順は彼女に訊く』『謎の午後を歩く』『私はいつも私』『七月の水玉』『文房具を買いに』『ホームタウン東京』『影の外に出る』『自分と自分以外』『吉永小百合の映画』『物のかたちのバラッド』『白いプラスティックのフォーク』『青年の完璧な幸福』『映画の中の昭和30年代』『一九六〇年、青年と拳銃』『白い指先の小説』『ナポリへの道』『なにを買ったの? 文房具。』『名残りの東京』『ピーナツ・バターで始める朝』
2010年代
『階段を駆け上がる』『ここは東京』『木曜日を左に曲がる』『言葉を生きる』『恋愛は小説か』『日本語と英語』『真夜中のセロリの茎』『私は写真機』『ミッキーは谷中で六時三十分』『パッシング・スルー』『給料日』『スローなブギにしてくれ』『歌謡曲が聴こえる』『去年の夏、僕が学んだこと』『この冬の私はあの蜜柑だ』『コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。』『と、彼女は言った』『ジャックはここで飲んでいる』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』
あとがき
1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74 年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2 回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。