――新しい地図の読み方
今和泉隆行 著
四六判並製オールカラー 256頁
定価:2,090円(本体1,900円)
978-4-7949-7073-2 C0025 〔2019年3月〕
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方向音痴でないあの人は
地図から何を読み取っているのか
タモリ倶楽部、アウト×デラックス等でもおなじみ、実在しない架空の都市の地図(空想地図)を描き続ける鬼才「地理人」が、誰もが地図を感覚的に把握できるようになる技術をわかりやすく丁寧に紹介。地図に散らばるあらゆる情報をキャッチする方法を日本全国の特徴的な地域を図説しながら伝える。地図から読み解く、都市の生態学。
【地図感覚の例】
1◉地図上で色が濃くなっているところには人が多く集まる。
2◉同様に色が薄いところから、濃いところへ人は移動する。
3◉大きさが同じもので比較する(小学校は100~150m四方、東京ドームは217m四方)。
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【目次】
はじめに
▼点と線でつかむ土地勘
1:体になじむ地図をみつける
2:身近な場所の大きさを地図で見る
3:地図上の長さと距離の体感をつなげる
▼面でつかむ土地勘
4:道路模様から地形と密度を想像する
5:新しい道と古い道 沿道の新旧を比べて見る
6:地図模様から生活感と歴史を想像する
▼土地勘から都市勘へ
7:都市の発達と成長・年輪を読み解く
8:街の賑わいを決める 人口、地形、集散
9:街は動く? 街の移動と過去、今、未来
▼都市・社会を映す地図
10:地図表現の特徴と都市地図の変化
おわりに
出典一覧
1985年生まれ、通称「地理人」。7歳の頃から空想地図(実在しない都市の地図)を描き、大学生時代に47都道府県300都市を回って全国の土地勘をつける。ゼンリンメールマガジンや日経ビジネス等で、都市や地図の読み解き方を中心に執筆中。その他、ワークショップや研修、テレビドラマの地理監修・地図製作にも携わっている。著書に『みんなの空想地図』(白水社)がある。