『よかれと思ってやったのに』刊行記念トークイベント 清田隆之(桃山商事)×渡辺ペコ×花田菜々子「だめだめな私たちが、それでも考えざるを得ないジェンダーの問題」 ※このイベントは終了しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

7月12日に初の単著『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』が発売となる恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表の清田隆之さん。

これまで女性たちから聞いてきた「男に対する不満や疑問」にまつわる膨大なエピソードを20のテーマに分類し、その問題点について男性当事者としてひたすら内省しながら向き合ったという本書は、女性にとっては違和感の言語化に、男性にとってはジェンダー観のアップデートにつながる、「オトコ研究」の新たな地平を切りひらく一冊となっています。

今回は本書の刊行を記念し、著者の清田さん、“公認不倫”の夫婦を描いた衝撃作『1122』が話題の漫画家・渡辺ペコさん、そしてHIBIYA COTTAGE店長の花田菜々子の3人によるトークイベントを開催いたします。

普段から親交があり、「フェミ会」なる集いを定期開催しているという3人は、「自己を見つめ、身を切りながらジェンダーの問題と向き合う」という点で共通しているように思います。

「男に対する不満や疑問」にまつわる膨大なエピソードと向き合う中で見えてきた男性性の問題、『1122』を描く中で浮かび上がってきた男女の違い、『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』を書く中で感じた女性に対する抑圧や呪い──。

楽しくも耳の痛いジェンダートークが展開されることが予想されます。ご興味ある方はぜひ遊びにいらしてください。

【出 演】清田隆之(桃山商事)、渡辺ペコ(漫画家)、花田菜々子(HIBIYA COTTAGE店長)
【日 時】2019年7月27日(月) 13:00開演
【場 所】HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE
【参加費】1,000円

詳しくは書店HP内イベントページをご覧ください。

 

【出演者プロフィール】

◇清田隆之(きよた・たかゆき)
1980年東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している。桃山商事の著書に『生き抜くための恋愛相談』『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』(ともにイースト・プレス)、単著に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』(晶文社)がある。
◇渡辺ペコ(わたなべ・ぺこ)
北海道出身。2004年、「YOUNG YOU COLOURS」にて『透明少女』でデビュー。以後、女性誌を中心に活躍。繊細で鋭い心理描写と絶妙なユーモア、透明感あふれる絵柄で、多くの読者の支持を集める。青年誌初連載となった『にこたま』(講談社)は、三十路手前の同棲カップルの現実を描き、大きな反響を呼んだ。その他の著書に、『ラウンダバウト』『東京膜』(集英社)、『変身ものがたり』(秋田書店)、『ペコセトラプラス』(幻冬舎)、『1122』(講談社)などがある。
◇花田菜々子(はなだ・ななこ)
1979年、東京都生まれ。書籍と雑貨の店「ヴィレッジヴァンガード」に12年勤めたのち、「二子玉川 蔦谷家電」ブックコンシェルジュ、「パン屋の本屋」店長を経て、現在は「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長を勤める。編著書に『まだまだ知らない 夢の本屋ガイド』(朝日出版社)、著書に『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(河出書房新社)がある。