――史料から読み解く、光秀・謀反の真相
渡邊大門 著
四六判並製 280頁
定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7166-1 C0021 〔2019年12月〕
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異説、珍説、怪説、大集合。
日本史上最大の謎の一つを丹念に解きながら
歴史学の手法に迫る
【諸説あり、本能寺の変】
・怨恨説・不安説・野望説(信長、恨みます?)
・足利義昭黒幕説(室町幕府再興を目指して?)
・朝廷黒幕説(朝廷の危機感が光秀を操った?)
・本願寺黒幕説(教如が変の首謀者だった?)
・イエズス会黒幕説(南欧の勢力が信長殺害を計画?)
・四国政策説(政策の変更が光秀を脅かした?)
・その他の諸説
歴史に関する一般書は多数刊行されているが、そこには根拠のないデタラメな説が流布しているのも事実。また、それらを信じている人も圧倒的に多い。本書では、本能寺の変を素材として、戦国の歴史を学ぶともに、「正しい歴史研究の方法とは何か」を考える。論理の飛躍を遠ざけ、史料的な根拠に基づいて見出したとき、はじめて明らかになる真実とは。
【こんな歴史書籍を読んではいけない!】
・まったく史料が読めない人が書いた本
・史料を読んだふりをする人が書いた本
・都合の良い解釈+誤読を積み重ねる人が書いた本
・自説を有利にするために史料や文献を選ぶ人が書いた本
・著しい論理の飛躍を重ねる人が書いた本
歴史学者。一九六七年、神奈川県生まれ。関西学院大学文学部卒業、佛教大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。日本中世政治史専攻。戦国時代を中心に日本史を研究。主な著書に『明智光秀と本能寺の変』(ちくま新書)、『光秀と信長 本能寺の変に黒幕はいたのか』(草思社文庫)、『関ヶ原合戦は「作り話」だったのか 一次史料が語る天下分け目の真実』(PHP新書)、『山陽・山陰の戦国史』(ミネルヴァ書房)、『奪われた「三種の神器」 皇位継承の中世史』(講談社現代新書)、『宇喜多秀家と豊臣政権』(洋泉社・歴史新書y)、『戦国時代の表と裏』(東京堂出版)など。