――〈仕事旅行社〉式・職業体験のススメ
田中翼 著
四六判並製 228頁
定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-6992-7 C0095 〔2020年1月〕
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たくさん迷う。
だからこそ見つかる、
自分らしい働き方
500種類以上の社会人向け職業体験を提供してきた著者ならではの経験知を伝え、これからの働き方を考えるガイドブック。
「何年働いても自信が持てない」
「いまの仕事が自分に向いているのか分からない」――
働き方に対する悩みを抱える〈仕事迷子〉が増えている。どうすればこの迷いを、自分らしく働くための力に変えていくことができるだろう? 社会人のための職業体験サービスを提供する〈仕事旅行社〉代表の著者が、「自分らしく働く」を実践している仕事人たちへの取材を通して、これからの働き方のヒントを伝える。
◎仕事旅行とは…
さまざまな職業の体験プログラムを通じて、「働く力」を高める“学び”のサービス。見たことない仕事やその道のプロフェッショナルの言葉、仕事術にはあなたを拓くヒントがある。見知らぬ土地への旅を通じて自分自身を再発見できるように、いろんな職場を経験することで、仕事観を豊かにし、自分らしく「働く力」を整えよう!
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【目次】
はじめに
第1章 オリエンテーション――仕事旅行ってなんだ?
「旅する」ように「職業体験」してほしい
500人を超える仕事人との出会い
人気の旅から分かる参加者の動機
のべ3万人が参加してきた仕事旅行の内容とは?
仕事旅行でしか学べない仕事の「軸」と「幅」
「越境学習」としての仕事旅行
「経験学習」としての仕事旅行
やってみるから気づく「6つの仕事基礎力」
「日本語教師になる旅」に見る「軸」と「幅」の見つけ方
今の時代に、なぜ「仕事旅行」が必要なのか?
第2章 11人の「キャリア軸」に触れる旅
(1) 自分から動き、「好き」を形にするチカラ
◎仕事と暮らしをフラットに並べる――原大祐 (地域プロデューサー)
◎組織にいながら「ワクワクすること」だけをやる――磯村幸太 (大手メーカー勤務)
◎自由を伝道する「旅行家」という仕事――藤原かんいち (旅行家)
(2) しなやかに発想し、価値を生み出すチカラ
◎自分のスタイルをつくることが仕事――渡辺邦子 (花屋エルスール)
◎仕事とは、人を楽しませることを自分も楽しむこと――東園絵 (ぬいぐるみの旅行代理店ウナギトラベル)
(3) 想いをシェアし、周囲に働きかけるチカラ
◎個人も地域社会も豊かにする文化を残したい――田村祐一 (日の出湯4代目)
◎まわりを巻き込む仕組みで世の中を変えたい――山本雅也 (キッチハイク)
(4) 伝統の知恵に学び、枠を超えていくチカラ
◎仕事を通して自分とは何者なのかを追求し磨き続ける――武田文志 (能楽師)
(5) 人の声に耳を傾け、人間関係を癒すチカラ
◎仕事は自分の細胞を活性化させるための手段――深澤里奈子 (旅館女将)
(6) モチベーションを高め、長く続けるチカラ
◎仕事とは問題解決のための実験だ――黒田悠介 (コミュニティデザイナー)
◎仕事は趣味、だから毎日退屈せずにいられる――小澤康二 (探偵)
第3章 旅のふりかえり――自分らしい仕事を見つけるために大切なこと
自分らしく働くために知っておくべき5つのこと
1.やりたい気持ちを優先する
2.小さく始めて小さく育てる
3.無計画で始めていい
4.共感から協力者が現れる
5.「自分探し」をあきらめない
おわりに――働き方が変わる時代に仕事旅行社が提案できること
1979年生まれ、神奈川県出身。株式会社仕事旅行社代表取締役。米国ミズーリ州立大学を卒業後、国際基督教大学へ編入。卒業後、資産運用会社に勤務。在職中に趣味で様々な業界への会社訪問を繰り返すうちに、その魅力の虜となる。「働く」ということに対する気づきや刺激を多く得られる職場訪問を他人にも勧めたいと考え、2011年に仕事旅行社を設立。500か所以上の職場と仕事をする中で得た「仕事観」や「仕事の魅力」について、大学や企業、地方自治体を対象に講演も多数実施。