アスリートのメンタルは強いのか?

――スポーツ心理学の最先端から考える

〈犀の教室〉
荒井弘和 編著
四六判並製 272頁
定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7041-1 C0075〔2020年4月〕


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ポジティブシンキングは万能ではない!

強いと思われているアスリートのメンタルは、実はセンシティブ! だからこそ適切なメンタルサポートを必要とする。

・ポジティブシンキングは万能ではない
・マインドフルネスによるメンタルトレーニングの実際
・ジュニアアスリートを伸ばすよい親子関係とは?
・ハラスメントや体罰を根絶するためのステップ
・自国開催大会で受けるプレッシャーへの対策

……などなど、最新のスポーツ心理学の成果をふまえ、アスリートが直面する課題を徹底分析。アスリートを全人的に、多角的に支えるためのサポートのあり方とは? すべてのスポーツ関係者・教育者に読んでもらいたい、アスリートのパフォーマンス向上のための新常識。

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【目次】

序章 アスリートのメンタルを考える 荒井弘和

第1部 アスリートのこころと身体

第1章 こころと身体の関係──アスリートの全人的理解のために 雨宮怜
第2章 メンタルのコントロール──第3世代のメンタルトレーニング 深町花子
第3章 ケガからの復帰──ケガを通したこころの理解 鈴木敦
第4章 女性アスリートの三主徴──回復した先まで見据えた支援 栗林千聡

第2部 アスリートのメンタル──ジュニアアスリートの話題

第5章 親子関係──ジュニアアスリートのペアレンティング 梅崎高行
第6章 部活動指導者──部員とのよい関係性を考える 青柳健隆
第7章 体罰に対する認識と実情──根絶するために必要なこと 内田遼介

第3部 アスリートのメンタル──最新の話題

第8章 トップアスリートのメンタルヘルス 野口順子・衣笠泰介
第9章 イップス──生物的、心理的社会的背景から捉える 栗林千聡
第10章 発達障がい──接し方のコツと知識 金澤潤一郎
第11章 自国開催の心理──過去3大会の研究から、そして東京2020大会に向けて 立谷泰久

終章 アスリートの行く末──スポーツ心理学からの提言  荒井弘和

 

◇荒井弘和(あらい・ひろかず)
法政大学文学部。
◇雨宮怜(あめみや・れい)
筑波大学体育系。
◇深町花子(ふかまち・はなこ)
日本スポーツ協会スポーツ科学研究室。
◇鈴木敦(すずき・あつし)
法政大学スポーツ研究センター。
◇栗林千聡(くりばやし・ちさと)
国立スポーツ科学センター。
◇梅﨑高行(うめざき・たかゆき)
甲南女子大学人間科学部。
◇青柳健隆(あおやぎ・けんりゅう)
関東学院大学経済学部。
◇内田遼介(うちだ・りょうすけ)
流通科学大学人間社会学部。
◇衣笠泰介(きぬがさ・たいすけ)
日本スポーツ振興センター。
◇野口順子(のぐち・よりこ)
日本スポーツ振興センター、国立スポーツ科学センター。
◇金澤潤一郎(かなざわ・じゅんいちろう)
北海道医療大学心理科学部准教授。
◇立谷泰久(たちや・やすひさ)
ハイパフォーマンススポーツセンター、国立スポーツ科学センター。
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