見市雅俊 著
A5判上製 304頁
定価:4,290円(本体3,900円)
978-4-7949-7179-1 C0022 〔2020年5月〕
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人類と感染症の壮絶な戦いの記録
緊急復刊!
どの時代にも、その時代を象徴する伝染病がある。中世においてはペスト、大航海時代においては梅毒、そして進歩と帝国主義の時代と言われる19世紀のそれはコレラであった。インドの風土病だったコレラの襲来は、新しい都市づくりを模索するヨーロッパの大都市、とりわけ、大英帝国の首都ロンドンに何をもたらしたか? 人間中心の歴史観を排し、細菌の側から歴史をみつめなおした画期的な名著、待望の復刊。
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【目次】
第一章 風土病から世界的流行病へ
第二章 イギリス上陸
第三章 コレラとどう戦ったか
第四章 コレラと治療医学
第五章 生水、酒、紅茶
第六章 コレラ暴動
第七章 解剖の社会史
第八章 流行のあとで
◇見市雅俊(みいち・まさとし)
1946年東京生まれ。東京教育大学文学部卒業。一橋大学社会学研究科博士課程中退。京都大学人文科学研究所助手、和歌山大学経済学部助教授、中央大学文学部教授を経て、現在中央大学名誉教授。著書に『ロンドン=炎が生んだ世界都市──大火・ペスト・反カソリック』(講談社選書メチエ)、『近代イギリスを読む』(法政大学出版局)、共著に『路地裏の大英帝国』『青い恐怖 白い街』(共に平凡社)、『記憶のかたち』(柏書房)、『疾病・開発・帝国医療』(東京大学出版会)がある。
1946年東京生まれ。東京教育大学文学部卒業。一橋大学社会学研究科博士課程中退。京都大学人文科学研究所助手、和歌山大学経済学部助教授、中央大学文学部教授を経て、現在中央大学名誉教授。著書に『ロンドン=炎が生んだ世界都市──大火・ペスト・反カソリック』(講談社選書メチエ)、『近代イギリスを読む』(法政大学出版局)、共著に『路地裏の大英帝国』『青い恐怖 白い街』(共に平凡社)、『記憶のかたち』(柏書房)、『疾病・開発・帝国医療』(東京大学出版会)がある。