吉本隆明 著
A5判変型上製 620頁
定価:7,480円(本体6,800円)
978-4-7949-7129-6 C0395〔2022年8月〕
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『超資本主義』『思想の原像』
『ぼくならこう考える』他を収録
先進諸国家が当面する現状を「超資本主義」の産業経済段階にあるとみなし、オウム―サリン事件を挟む情況を論じる『超資本主義』『思想の原像』、水難事故後はじめて語り下しの形で質問事項に答えて構成された『ぼくならこう考える』を収める。第30回配本。
月報は、阿木津英氏(歌人)、綿野恵太氏(文筆家)、ハルノ宵子氏(漫画家、エッセイスト)が執筆。
〈『吉本隆明全集』既刊分の誤植・訂正情報について〉
2014年3月に刊行を開始いたしました『吉本隆明全集』既刊分の誤植その他の訂正情報は、全集最終刊行時にまとめてお知らせする旨、第8巻の月報末尾等に記しましたが、誤植にとどまらない誤認・誤記の類いも散見され、やはりなるべく早くお知らせするべきだと思い至り、遅ればせながらまとめる作業を開始いたしました。予定を変更し、訂正情報がまとまった順に、第28巻より順次掲載していく予定です。
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【目次】
Ⅰ
超資本主義 思想の原像 僕ならこう考える
第一章 超資本主義の行方
第二章 政治の病理
第三章 情況との対話
第四章 一九九五年 阪神大震災―サリン―そしてオウム
オウムが問いかけるもの(聞き手・弓山達也)
大震災・オウム後 思想の原像
序 オウム・震災前とオウム・震災後
第一章 消費資本主義の構図
第二章 日本政治の原像
第三章 情況との対話
Ⅱ
僕ならこう考える――こころを癒す5つのヒント
1「自分」の行方
2「恋愛」の行方
3「社会」の行方
4「真理」の行方
5「生命」の行方
解題
吉本隆明全集既刊訂正・補記
1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。2012年3月16日逝去。