――アメリカ全土を中毒の渦に突き落とす、悪魔の処方薬
バリー・マイヤー 著 三木直子 訳
四六判並製 296頁
定価:2,090円(本体1,900円)
978-4-7949-7349-8 C0036〔2023年1月〕
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公衆衛生史上最悪ともいえる大惨事は、
いかにして「広められた」のか
【Netflixにて連続ドラマ化決定! 2023年公開予定】
全米を巻き込み、大統領による国家緊急事態が宣言された「処方薬」によるドラッグ汚染<オピオイド>危機。依存性薬物に侵されたアメリカの実情に肉薄し、製薬会社の闇を暴くノンフィクション。
「それ」はある小さな田舎町から始まった。
異変に気づいた医師、ジャーナリスト、そして患者家族たちは、大富豪サックラー家が経営する製薬会社パーデュー・ファーマ社の闇と悪行を白日の下にさらし、「日常」を取り戻すことができるのだろうか……?
【丸山ゴンザレス、推薦!】
オピオイド危機は前日譚に過ぎない。現在の中毒者たちはもっとキツい
効果を求めるため、死に至るほど強烈なドラッグが生まれ拡大している。
これは医療ビジネスが引き起こした医療災害である。裁判では決して
終わらない。現在進行中の惨劇なのだ。
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【目次】
プロローグ:死者の書
ONE ピル・ヒル
TWO 疼痛との闘い
THREE デンドゥール神殿の秘密
FOUR 金のなる木
FIVE シニア・ナイト
SIX ホットスポット
SEVEN お子様の麻薬
EIGHT パープル・ピーラー
NINE 死者の数
TEN 裁きの日
ELEVEN 偽りの帝国
エピローグ:疼痛撲滅戦争を振り返る
註と参照文献
1949年生まれ、ニューヨーク在住の作家・報道記者。元ニューヨーク・タイムズのレポーター。2017年のピューリッツァー賞:国際報道部門を受賞したタイムズのチームのメンバーであり、また、権威あるジョージ・ポーク賞の2度の受賞はじめ受賞多数。1989年にタイムズに入社する前は、ウォール・ストリート・ジャーナルとニューヨーク・ニューズデイに勤務していた。主な著書に『Missing Man』『Spooked』など多数。