川奈まり子 著
四六判並製 244頁
定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7355-9 C0095 〔2023年3月〕
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家怪談の決定版!
最恐の物件集、ここにあり
「ふすまの隙間にガムテープを貼ったんです。
開かずの間に居る者が隙間に目を当てて覗くから。
――人間の目、でした」
家族と家が重ねた時間が恐怖に彩られていく。体験者が語る24軒の現代怪異譚。
三津田信三(作家)
「民俗学的知識に裏打ちされた
確かな取材によって浮かび上がるのは
家が齎す悍ましいばかりの
怪異の数々である」
はやせやすひろ(都市ボーイズ)
「身の毛がよだつ二十四軒が
「自宅だけは大丈夫」という甘い思い
を無慈悲にぶち壊す。
すみません。先ほどからあなたの後ろ
に立つ方はご家族ですか?」
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【目次】
零軒:さとがえり
一軒:かりずまい
二軒:じゅずつなぎ
三軒:こしかた
四軒:おきざり
五軒:おんなもん
六軒:おにどの
七軒:ねずみにひかれる
八軒:あらわし
九軒:おくつき
十軒:えな
十一軒:むこどの
十二軒:えにし
十三軒:かいまみる
十四軒:さわりあり
十五軒:やなり
十六軒:やねうら
十七軒:あかずのま
十八軒:ならわし
十九軒:みょうじごめん
二十軒:さそいみず
二十一軒:とらわれて
二十二軒:こもりがき
二十三軒:かめおさ
霊軒:ただいま
東京都生まれ。女子美術短期大学卒業後、出版社デザイン室勤務、フリーライターを経て、山村正夫記念小説講座で小説を学び、2011年、『義母の艶香』(双葉文庫)で小説家デビュー。単著に『赤い地獄』(廣済堂出版)、『実話怪談 出没地帯』『でる場所』(河出書房新社)、『実話怪談 穢死』『実話奇譚 呪情』『実話奇譚 夜葬』『実話奇譚 奈落』『一〇八怪談 夜叉』(竹書房)、『迷家奇譚』(晶文社)、共著に『嫐 怪談実話二人衆』『現代怪談 地獄めぐり』(竹書房)、『女之怪談―実話系ホラーアンソロジー』 (角川春樹事務所)など、怪談の著書多数。日本推理作家協会会員。