こころを旅する数学

――直観と好奇心がひらく秘密の世界

ダヴィッド・ベシス 著 野村真依子 訳
四六判並製 456頁
定価:2,640円(本体2,400円)
978-4-7949-7358-0 C0010 〔2023年3月〕


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得意なひとと苦手なひと、
なぜこんなにも極端に分かれてしまうのか?

知られざる数学3カ条
◎数学は身体活動
◎数学が大得意になる方法がある
◎偉大な数学者も私たちも脳は同じように動く

たくさんの生徒が苦手意識をもち、大人になってもコンプレックスが消えない数学。得意なひとと苦手なひと、極端に分かれてしまうのはなぜだろう。数学は「学ぶ」ものではなく「やる」もの。スプーンの持ち方や自転車のこぎ方のように、正しい方法を教えてもらい、使うことで自分の身体の一部になる。歴史上の偉大な数学者たちは、直観と好奇心を総動員する術(すべ)を知っていた。さまざまなエピソードをひも解きながら、深い理解と柔軟なメンタルへ導く。

「1+2+3+……+100」出てくる数式はこれひとつ!

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【目次】

第1章  3つの秘密
第2章  スプーンの持ち手はどっち?
第3章  思考の力
第4章  本当の魔法
第5章  頭のなかは目に見えない
第6章  トースターの取扱説明書
第7章  幼い子供のように
第8章  イメージを明確にすること
第9章  何かがおかしい
第10章  直観的に見る方法
第11章  ボールとバットで1ドル10セント
第12章  1から100まで足すといくつ?
第13章  屈辱・みじめさ・劣等感
第14章  デカルトに学ぶ知の技法
第15章  怖くなんかない
第16章  危険なスポーツ
第17章  純粋な理性は人を惑わす
第18章  部屋のなかのゾウ
第19章  概念をつくり出すマシン
第20章  大いなる数学のめざめ
エピローグ

 

ダヴィッド・ベシス(David Bessis)
1971 年生まれ、フランスの数学者。高等師範学校Ecole normale supérieure (Ulm) を卒業後、イェール大学の助教授を経て、フランス国立科学研究センター(CNRS)の研究員に。現在は、人工知能を専門とする会社を経営。
野村真依子(のむら・まいこ)
フランス語・英語翻訳者。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。訳書に『フォト・ドキュメント 世界の母系社会』、『カバノキの文化誌』(ともに原書房)など。
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