吉本隆明全集31[1998-1999]

吉本隆明 著
A5判変型上製 520頁
定価:7,150円(本体6,500円)
978-4-7949-7131-9 C0395〔2023年5月〕


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『アフリカ的段階について』ほか

人類史の一番多様な可能性を持つ母型を掘り下げることが同時に歴史の未来にとって最大の射程をもつものとみなす『アフリカ的段階について』、溺れかかったのだからという提案に応えて作られた『遺書』などを収める。『父の像』の初期稿にあたる「逸作の父性像」を初収録。第32回配本。

月報は大塚融氏(元NHK記者)、小峰ひずみ氏(批評家)、ハルノ宵子氏(エッセイスト・漫画家)が執筆。

〈『吉本隆明全集』既刊分の誤植・訂正情報について〉
2014年3月に刊行を開始いたしました『吉本隆明全集』既刊分の誤植その他の訂正情報は、全集最終刊行時にまとめてお知らせする旨、第8巻の月報末尾等に記しましたが、誤植にとどまらない誤認・誤記の類いも散見され、やはりなるべく早くお知らせするべきだと思い至り、遅ればせながらまとめる作業を開始いたしました。予定を変更し、訂正情報がまとまった順に、第28巻より順次掲載していく予定です。

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【目次】

Ⅰ アフリカ的段階について――史観の拡張――
Ⅱ 遺書
Ⅲ 父の像
少年

解題(間宮幹彦)
吉本隆明全集既刊訂正・補記(3)

 

◇吉本隆明(よしもと・たかあき)
1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。2012年3月16日逝去。
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