伊藤絵美 著
四六判並製 256頁
定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7371-9 C0095 〔2023年7月〕
アマゾンで購入する 楽天ブックスで購入する セブンネットで購入する |
実はカウンセラーも
こんな心の問題を抱えている!
第一人者が実践してきた
「自分で自分をケアする方法」をまとめて公開。
『セルフケアの道具箱』と一緒に読みたい、
みんなのカウンセリング副読本。
ロングセラー『セルフケアの道具箱』の著者が、自ら実践しているセルフケアをまとめて大公開。カウンセラーを目指した経緯、さまざまな心理療法との出会いから、自らの不調・不安(多動、ギャンブル依存、喫煙癖、共依存の母親との関係etc…)に対して実践してきたコーピングまで、実体験に基づくセルフケアメソッドを惜しげもなく披露。『セルフケアの道具箱』と一緒に読みたい、みんなのカウンセリング副読本。
イラスト・細川貂々。
《スキーマ療法では、過去のトラウマや今抱えている生きづらさ、その人の人生そのものについて語り合うことが多く、そういうとき、「先生(伊藤)のトラウマや生きづらさや人生についても知りたい」と思うクライアントが少なくないようで、問われれば、率直にお伝えするようにしています。
そのような私自身の自己開示によって、クライアントとの相互理解が進んだり、クライアント自身の自己理解が深まったりすることが少なくありません。読者が「まだ出会わぬクライアント」だとしたら、それらの方々に、私自身の実践や体験についてお伝えすることに、なにがしかの意味があるのではないか、と思うようになったのでした。》(「はじめに」より
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【本書の内容より】
●自動思考に対するマインドフルネスについての話……空に浮かぶ雲に自動思考をタイピング/シャボン玉かタンポポの綿毛をフーっと吹く/うんこのイメージ
●マインドフルネスの普段使いについての話……食べる/触る/においを嗅ぐ/歩く/家事/
●呼吸に親しみ、呼吸と仲良くすることについての話……待ち時間呼吸法/アロマ呼吸法/リフレッシュ呼吸法/
●「思い直し」の技術である認知再構成法についての話……「自動思考」と「助ける思考」を対話させる/つらい感情を受容し、ひたすら優しい言葉をかけ続ける/イメージのなかで納得のいくストーリーを作る/
●問題解決法という最強の対処法……翌朝の早起きが嫌で仕方がないときの問題解決/トイレ掃除をこまめにするための問題解決/難しい専門書を読み進めるための問題解決/痴漢撃退のための問題解決/母の入院先を見つけるときの問題解決/
●衝動的かつアディクション的な特性でいろいろやばかった話……ゲーム/競馬とカジノ/万引きで捕まっちゃった!/
●両親に巻き込まれ続けてきた話/
●私が実践しているスキーマ療法……早期不適応的スキーマを手放す/チャイルドモードへのアクセスとケア/
etc…
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【目次】
第1章 こうしてカウンセラーになりました
「どうしてカウンセラーになったのか」の話 その1
「どうしてカウンセラーになったのか」の話 その2
認知行動療法との出会いとその後についての話 その1
認知行動療法との出会いとその後についての話 その2
認知行動療法との出会いとその後についての話 その3
スキーマ療法との出会いとその後についての話 その1
スキーマ療法との出会いとその後についての話 その2
第2章 困ったときのマインドフルネス
マインドフルネスとの出会いとその後についての話
自動思考とのつきあい方についての話
自動思考に対するマインドフルネスについての話
マインドフルネスの普段使いについての話 その1
マインドフルネスの普段使いについての話 その2
ネガティブな刺激に対するマインドフルネスについての話
呼吸に親しみ、呼吸と仲良くすることについての話
第3章 いまもこうして生きてます
「思い直し」の技術である認知再構成法についての話
問題解決法という最強の対処法についての話
エクスポージャー(曝露療法)をいろいろ試しちゃった話
試行錯誤しながら禁煙をなんとか続けているという話
衝動的かつアディクション的な特性があり、いろいろやばかった話
両親に巻き込まれ続けてきた話
私が実践しているスキーマ療法についての話
公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士。洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長。慶應義塾大学文学部人間関係学科心理学専攻卒業。同大学大学院社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)。専門は臨床心理学、ストレス心理学、認知行動療法、スキーマ療法。大学院在籍時より精神科クリニックにてカウンセラーとして勤務。その後、民間企業でのメンタルヘルスの仕事に従事し、2004年より認知行動療法に基づくカウンセリングを提供する専門機関を開設。主な著書に、『事例で学ぶ認知行動療法』(誠信書房)、『自分でできるスキーマ療法ワークブックBook 1 & Book 2』(星和書店)、『ケアする人も楽になる認知行動療法入門 BOOK 1 & BOOK 2』『ケアする人も楽になるマインドフルネス&スキーマ療法 BOOK 1 & BOOK 2』(いずれも医学書院)、『イラスト版 子どものストレスマネジメント』(合同出版)、『セルフケアの道具箱』(晶文社)、『コーピングのやさしい教科書』(金剛出版)などがある。