――アルコール依存症だった、わたしの再起の物語
サラ・ヘポラ 著 本間綾香 訳
四六判並製 320頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7405-1 C0095 〔2023年12月〕
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あなた誰?
なぜわたしたちヤってるの?
しくじり続きの飲酒の夜々(よよ)、
苦しみと発見の断酒の日々––––
元アルコール依存症の女性ライターが綴る、
ユーモアとペーソスたっぷりの再起エッセイ!
【『アル中ワンダーランド』まんきつさん推薦!】
「共感しすぎてつらさをともなう一冊であると同時に パズルのピースがピタリとはまる解放感がありました」
著者のサラ・ヘポラは、ニューヨークで働くライター。6歳でビールの味を知り、学生時代はバーボンでバカ騒ぎし、就職した新聞社ではワインをあおってキーボードを叩く。そんな酒漬けの日々を送っていた。しかし飲酒による記憶障害「ブラックアウト」にたびたび陥り、出張先のパリでは気がつくと見知らぬ男とセックスの真っ最中! やがて彼女は決意する。「わたし、酒をやめる」
サラは断酒の苦しみ––––酒抜きで人と話せない。恋愛もできない。ニューヨークにいる意味もない––––を経て、女ともだちや執筆に向き合ううちに、すこしずつ本来の自分を取り戻していく。
原著刊行から8年経ってなお、アメリカ本国で売れ続けているロングセラーエッセイ。女性のアルコール依存症が増加する現代のおける必読書であり、お酒に失敗した経験のある人、人生の再出発を余儀なくされた人を、共感と笑いで励ましてくれる一冊です。
「(著者のサラ・)ヘポラが酒をやめられたことは、もちろんすばらしい成果だけれど、それよりも価値があると思えるのは、彼女が人生のどん底に陥っても、そこから立ち上がる方法を自分で体得したことだ。わたしたちの誰もがそれを身につけたいと思っているはずであり、ヘポラが語るストーリーはアルコール依存症に悩む人だけでなく、自分の進むべき方向が見えなくなった人や、承認欲求に振り回されて本当の自分がどういう人間だったかわからなくなった人にも、きっとヒントをあたえてくれると思う」――訳者あとがきより
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【目次】
前奏 光の都
0 酒を飲む女たち
■Ⅰ■ 飲酒の夜々
1 ビール泥棒
2 飢え
3 男物の服を着る
4 仕事中も飲む
5 知らない人
6 ずっと夢見てきた人生
幕間 はじまり
■Ⅱ■ 断酒の日々
7 ほかに方法ないの?
8 ものすごく気まずくさせる存在
9 ひたすら食べる
10 セックス
11 パワフルなバラード
12 ここがわたしの場所
訳者あとがき
米テキサス州ダラス在住のライター。「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」「アトランティック」「エル」「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」「ガーディアン」など数多くの雑誌、新聞にエッセイを寄稿。2021年に、ダラス・カウボーイズ・チアリーダーズの歴史と逸話を紐解くテキサス・マンスリー誌のポッドキャスト番組「America’s Girls」で企画、ホストを務めた。https://sarahhepola.com/
日本女子大学を卒業。映画情報サイトの編集部で働いた後、2011年からフリーランスの英日翻訳者、ライター。共訳書『【閲覧注意】ネットの怖い話 クリーピーパスタ』。飲みすぎて転倒し、前歯が欠けたことがある。