『母を失うこと』が第10回 日本翻訳大賞を受賞!!

 

 

 

 

 

 

 

このたび、榎本空訳『母を失うこと――大西洋奴隷航路をたどる旅』が、『台湾漫遊鉄道のふたり』楊双子/三浦裕子訳(中央公論新社)と共に、第10回 日本翻訳大賞を受賞しました。

 

【受賞によせて】(訳者 榎本空さん コメント)
『母を失うこと』は、ある個人の喪失をめぐる物語。米国で黒人として生きる著者は、祖先の墓を求めてガーナへとわたるが、そこでも彼女はよそ者だった。
帰るとは、記憶とは、母を失うとは何か。濃密なテキストをぜひ味わってみてください。
故郷を追われたすべてのよそ者たちへ。

 

【日本翻訳大賞とは】
12月1日~翌年の12月末までの13ヶ月間に発表された翻訳作品中、最も賞讃したいものに贈る賞。小説、詩、人文学書、児童文学、そして書籍以外のものまで広くカバーする。一般読者の支援を受けて運営し、選考にも読者の参加を仰ぐ。
第10回の選考委員は岸本佐知子・斎藤真理子・柴田元幸・西崎憲・松永美穂の各氏。

くわしくは日本翻訳大賞ウェブサイトをご覧ください。