――1000年前の忘れられた履物が現代人の身体を変える
エンゾ・早川 著
四六判並製 カラー156頁
定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7428-0 C0095〔2024年6月〕
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草履[ぞうり]でもない。
足半[アシナカ]とは何か?
かつて多くの職能・階層に履かれた「幻の履物」を現代に蘇らせる驚きのプロジェクトのすべて。足半[アシナカ]の歴史的背景から製作方法、そしてどのように身体を活性化させるかをオールカラーで完全解説!
長さは足の半分(12~15センチメートルほど)しかない、丸みを帯びた三角形の履物、足半。履くときは、指先とかかとが地面に着く。この不思議な足半について歴史的背景と逸話を紹介しつつ、解剖学・科学的側面からその効用を分析し、実際に生活・トレーニング等に取り入れるための方法を紹介する。
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【目次】
はじめに
第1章 足半とは何か?
足半はかわいい?/足半誕生秘話
足半がもっともポピュラーなはきものだと謂われた所以
足半三傑/足半伝説/消えた足半/現代によみがえる足半
第2章 足半をつくる
足半のフォルム/足半解剖/足半のつくり方
▼コラム:ビーサン文化圏:茅ヶ崎・雄三通りでけつまづく東京人
第3章 先祖返りする肉体と魂
日本人のあるべき姿勢/「背すじピーン」が諸悪の根源
三つの末梢のインナーマッスル/腹筋は六つに割らずに一つにまとめよ
正しい首の処理/ホバースイッチ ON!/中臀筋でGO!
▼レッスン:
腹筋全リリースでもも上げ
板状筋を発動させるドリル
足半で歩く
▼コラム:小股の切れ上がったいい女
第4章 箱根街道・石畳を歩く
昔の日本人になる/小指のスタビライザー/箱根旧街道・石畳
石の「へそ」と「おでこ」/メディテーション・トレッキング
箱根・甘酒茶屋
▼コラム:ミスター・びたーん
特別附録:エンゾ・早川のダイエット・トレーニング
短編小説 山独活
おわりに
1969 年生まれ。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。神奈川県・茅ヶ崎市にあるロードバイク・プロショップ「エイドステーション」の店主で作家。ロードバイクを通じて、人間本来の身体の使い方、食事の仕方とはどういったものかを探求。現在は、日本古来の履物である「足半(あしなか)」を自身で製作し、実際に箱根旧街道を歩くことを通じて、明治維新以降、失われてしまった日本人本来の歩き方や姿勢を提案している。著書に『ラクダのコブのある自転車乗りになりたい』『まちがいだらけの自転車えらび』『ジロ・ディ・箱根』『ほんとうに幸福な自転車乗り』( 双葉社)、『エンゾ・早川のロードバイク解體新書』『エンゾ・早川流 ロードバイク秘伝の書』『エンゾ早川のロードバイクライディングバイブル』(枻出版社)、『エンゾ・早川の体型大全』(自由国民社) ほか多数。エバレット・ブラウンとの共著に『先祖返りの国へ』(晶文社)がある。