メトロポリタン美術館と警備員の私

――世界中の<美>が集まるこの場所で

パトリック・ブリングリー 著 山田美明 訳
四六判並製 320頁
定価:2,420円(本体2,200円)
978-4-7949-7437-2 C0095〔2024年7月〕


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全米+韓国で24万部突破!
ある男と美術館を巡る、
静謐で感動的な物語。

ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ガーディアン、AP通信、激賞!
ニューヨーク公共図書館、ナショナル・パブリック・ラジオ、フィナンシャル・タイムズ紙、オーディブル、
サンデー・タイムズ紙(ロンドン)の年間最優秀書籍にセレクト!

秋田麻早子氏[『絵を見る技術』著者]、推薦!
「大好きな芸術作品と素直に向き合い、ただただ驚き、惹きつけられることの喜びを思い出させてくれました。」

最愛の兄が26歳で亡くなったとき、彼が望んだのは「立ち去ること」だけだった。
彼はその通りに行動し、仕事を辞め、思いつく限りで最も美しい場所に避難することにした。その場所は――ニューヨークのメトロポリタン美術館だった。

本書では著者が美術館の警備員として、同僚たちと共に最も偉大な美術作品たちを静かに警備していたときのことを振り返り、知られざるメトロポリタン美術館の最も深奥に眠る秘密について明らかにする。

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【目次】

はじめに

1:正面階段

2:窓

3:ピエタ

4:数百万年

5:異国の地

6:生身の人間

7:クロイスターズ美術館

8:番人

9:クーロス

10:ベテラン

11:未完

12:日々の仕事

13:持ち帰れるだけ

 

謝辞

参考文献

本文内に登場した芸術作品リスト

 

◇パトリック・ブリングリー(Patrick Bringley)
メトロポリタン美術館に警備員として10年間勤務していた。最初の著作である本書は、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ガーディアン、AP通信などの報道機関から賞賛され、ニューヨーク公共図書館、ナショナル・パブリック・ラジオ、フィナンシャル・タイムズ紙、オーディブル、サンデー・タイムズ紙(ロンドン)の年間最優秀書籍に選ばれている。サンデー・タイムズ紙は、本書を2023年度の優れたアートブックに選出した。現在は、メトロポリタン美術館のツアーの案内人を務めるほか、全国の美術館やその他の会場で講演を行っている。
◇山田美明(やまだ・よしあき)
英語・フランス語翻訳家。訳書にソーミャ・ロイ『デオナール』、レベッカ・クリフォード『ホロコースト最年少生存者たち』(共に柏書房)、アンガス・フレッチャー『文學の実効』(CCCメディアハウス )、ダグラス・マレー『大衆の狂気』(徳間書店)、デビッド・リット『24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?!』(光文社)、バーナデット・マーフィー『ゴッホの耳』(早川書房)などがある。
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