うんこの世界

――細菌とわたしたちの深い関係

アダム・ハート 著 増田隆一 監修 梅田智世 訳
四六判並製 328頁
定価:2,530円(本体2,300円)
978-4-7949-7442-6 C0095〔2024年10月〕


アマゾンで購入する
楽天ブックスで購入する
セブンネットで購入する

 

きもちよく うんこ していますか?💩

やせられないのは細菌のせい? 清潔な家で育つとアレルギーになりやすいって本当? 男性との握手には気をつけたほうがいい!?──わたしたちの健康と幸福の鍵をにぎる細菌たち。よりよい共生のための、有益で刺激的な、大人のためのうんこ読本!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【目次】

第1章 気持ちよくうんこしていますか?
第2章 「既知の菌の九九%を除去します」
第3章 熱に耐えられないのなら……
第4章 握手を(とくに男性と)するときにはよく考えたほうがいい理由
第5章 耐性はむだではない
第6章 内なる世界
第7章 免疫の授業に戻ろう
第8章 食事じゃないんです、先生、細菌のせいなんです
第9章 「旧友」とのつきあいを続けるほうがよい理由
第10章 それ、本当に食べますか?
第11章 船長の日誌──終わりに……
監修者解説/注と参考文献/用語集/索引

 

◇アダム・ハート(Adam Hart)
生態学者、保全科学者、昆虫学者。英国グロスターシャー大学科学コミュニケーション学教授。研究と教育のかたわら、ラジオやテレビのキャスターとしても活躍。ラジオではBBCラジオ4やBBCワールドサービスにて『サイエンス・イン・アクション』などのキャスターを、テレビではBBC4『プラネット・アント』やBBC2『ハイブ・アライブ』などの共同キャスターをつとめる。150本以上の科学論文を発表するほか、『目的に合わない進化』(上下、柴田譲治訳、原書房)などの科学読み物も刊行。2023年に刊行した『トロフィー・ハンティング』(共著)は英国生態学会のマーシュ・エコロジー・ブック・オブ・ザ・イヤー賞を受賞した。
◇増田隆一(ますだ・りゅういち)
1960年、岐阜県生まれ。北海道大学大学院理学研究科博士課程修了。アメリカ国立がん研究所研究員、北海道大学大学院理学研究院教授などを経て、現在、北海道大学大学院理学研究院特任教授、北海道大学名誉教授、理学博士。専門は動物地理学、分子系統進化学。研究では、野外で採取した動物の排泄物を用いた遺伝子分析を取り入れてきた。著書に『うんち学入門』(講談社ブルーバックス)、『ユーラシア動物紀行』(岩波新書)、『哺乳類の生物地理学』(東京大学出版会)、『ヒグマ学への招待』(北海道大学出版会)など多数。
◇梅田智世(うめだ・ちせい)
翻訳家。訳書にヴァン・トゥレケン『不自然な食卓』、レイヴン『キツネとわたし』、ウィン『イヌはなぜ愛してくれるのか』(以上、早川書房)、コルバート『世界から青空がなくなる日』(白揚社)、サラディーノ『世界の絶滅危惧食』(河出書房新社)、パルソン『図説 人新世』(東京書籍)、オコナー『WAYFINDING 道を見つける力』(インターシフト)など多数。
関連書籍