やし酒飲み

やし酒飲みエイモス・チュツオーラ 土屋哲訳
四六判 184頁
定価:1,760円(本体1,600円)
4-7949-1260-9 C0397〔1998年〕


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ここはアフリカの底なしの森。やし酒を飲むことしか能のない男が酒づくりの名人をつれもどしに「死者の町」へ旅立つ。頭蓋骨だけの奇怪な生き物。地をはう巨大な赤い魚。指から生まれた凶暴な赤ん坊……。幽鬼が妖しく乱舞する恐怖の森を、まじないの力で変幻自在に姿を変えてさまよう、やし酒飲みの奇想天外な大冒険。魅惑の幻想譚。

 
 

◇エイモス・チュツオーラ
1920年、ココア園農民の子として生まれる。カジ屋になる夢が果たされないまま、労働局、放送局に勤務しながら小説を書く。アフリカの神話や民話がもつ奔放なイメージと生命力をみごとに結晶させたその怪異な作品は、世界中で高い評価をうけている。1997年死去。

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