――数学ぎらいを生む5つの思い込みから自由になる
アルフ・コールズ /ナタリー・シンクレア 著 永山香織 訳
四六判並製 216頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7459-4 C0041〔2025年1月24日発売予定〕
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「積み重ねがだいじ」
「抽象的だから難しい」
「正誤がはっきりしている」
……それって本当?
ずっと信じられてきたドグマ(思い込み)から抜け出せば、もう算数も数学もこわくない――頭と心を耕す、新しい数学のすすめ
なぜ算数・数学にまつわる思い込みは生まれ、長らく信じられてきたのか?
どのように学びを妨げ、たくさんの子どもたちに不安を与えているのか?
数学という学問の歴史や本質を読み解き、「積み重ねがだいじ」「限られた人にしかできない」など5つのドグマを打ち破っていく。
実践セクションでは、楽しく学ぶアイデアや教室でのアクティビティなど、オルタナティブな教え方・学び方を紹介。
算数・数学を学ぶ子どもたち、教える先生や大人たち、そして学び直す人たちに、自信とインスピレーションを与える一書。
学びのルートは一つじゃない!
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【目次】
◆ドグマA
数学は積み重ねが大事なつみきのような教科である ……という思い込み
実践編A:小学校で文字式を学習する
◆ドグマB
数学は常に正しいか間違っているかである……という思い込み
実践編B:記号的構造環境
◆ドグマC
数学は文化に左右されない……という思い込み
実践編C:社会の文脈に対応した数学
◆ドグマD
数学は才能のある人のもので、みんなのものではない……という思い込み
実践D:共同的な数学を目指して
◆ドグマE
数学は抽象的だから難しい……という思い込み
実践編E:指を使って数と計算を学ぶ
ブリストル大学教育学部の数学教育学教授。数学教師、数学主任、副校長として15年間中等学校に勤務。教員養成の方法論や教室における創造的活動などを研究している。
カナダのバンクーバーにあるサイモン・フレーザー大学教育学部教授。数学的思考と学習における身体化された認知や、数学における美的意識の役割について研究している。
開智国際大学教育学部准教授。専門は数学教育。国公立小学校での教諭を17 年間務めたのち現職。児童の問題解決力を育む算数の授業に関する研究などに取り組んでいる。