シバの女王の娘

──躁うつ病の母と向きあって

シバの女王の娘ジャッキ・ライデン 宮家あゆみ・熊丸三枝子訳
四六判 384頁
定価:2,640円(本体2,400円)
978-4-7949-6722-0 C0097 〔2008年〕


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「われはシバの女王なり」。黄色いシーツを体に巻きつけ、まぶたに派手なアイラインを引き、お姫さま遊びのティアラでとび色の長い髪をまとめた母が、厳粛な面持ちでこちらを見つめている・・・・・・。湾岸戦争時に危険な中東取材を敢行して表彰された、アメリカのラジオ通信員ジャッキ・ライデン。彼女は精神病の母に悩まされながら青春時代を過ごしてきた。自身の半生を回想し、アメリカの裏側に潜む家族の問題、荒廃した人の心、それでも生きていくために必要な愛のかたちを綴った文芸大作。
ニューヨークタイムズ紙ほかで絶賛。

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