坂牛卓 著
四六判並製 232頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7462-4 C0052〔2025年2月〕
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建築と料理は同じ?
音楽のようにリズムがある?
「見立て」から建築を理解できる画期的入門書
建築を見ること、使うことは、誰もが始められることであり、資格は必要ない。
身近な建築をよりよく味わえば、世界が違って見える。
衣食住の中で住としての建築は、生活を豊かにする手段として認知され始めた。そんな建築の新しい味わい方はなんだろうか。一般に建築の鑑賞の第一歩はその歴史を知って、建った時代に思いを馳せることだが、本書は目の前にある建物そのものの味わい方をお伝えする。方法は建築を何かに見立てることである。実は建築家である筆者は見立て=類推を使って建築を設計している。創ることと味わうことは物事の表裏だ。6つの対象に建築を見立てることで建築のもつ多様な側面に光を当てる。
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訂正情報(2025年2月17日更新)
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【目次】
序章──見る技術としての類推
生活必需品としての衣食
1章──料理のように建築を味わう
2章──服が大きくなると建築になる
建築の起源としての人と自然
3章──建築と人間の相似
4章──新宿のビル群は峡谷のようだ
創作としてのアート・音楽
5章──建築とアートの相互関係
6章──建築を見ると音楽が流れる
バイナリーコードとしての広告
7章──町に溢れる広告と建築
1959年東京都生まれ。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院修了。東京工業大学大学院修了。博士(工学)。 日建設計、信州大学工学部教授を経て、東京理科大学工学部建築学科教授。O.F.D.A.associates主宰。主な作品に「長野県信用組合本社ビル」「 するが幼稚園」「 リーテム東京工場」( 第4回芦原義信賞)「 松ノ木のあるギャラリー」( インターナショナル・アーキテクチャー・アワード2015)「 運動と風景」( SD賞2017)など。著書に『建築の条件』( LIXIL出版、2017)、『建築の設計力』( 彰国社、2020)『 会社を辞めて建築家になった』( フリックスタジオ、2023)『 教養としての建築入門』( 中公新書、2023)、 『〈 世界〉としての窓』( 平瀬有人と共著、早稲田新書、2024)、 共訳書に『言葉と建築』( エイドリアン・フォーティー、鹿島出版会、2005)、『 みんなの都市』( オサム・オカムラ、鹿島出版会、2024)。 編著に『建築スタディ 発想の方法』( 学芸出版、2024)など。