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スリップ廃止のお知らせ

株式会社晶文社では、スリップによる販売管理並びに補充方法の変化等に鑑み、かねてより廃止の方向で検討して参りましたが、この度、2019年11月1日(金)以降の新刊・重版書籍につきましては、スリップ無しでの出荷とさせていただくことにいたしました(ただし、現在刊行中の『吉本隆明全集』は外商部様のお取り扱いが多いためスリップは継続いたします)。大変恐縮ではございますが、何卒ご理解を賜りますよう御願い申し上げます。



『奥東京人に会いに行く』はじめに

  ぼくは東京の吉祥寺という都心から電車で二〇分ほどの郊外に住んでいる。この町には井の頭公園というこのあたりでは一番大きな公園があり、雑誌やテレビで取り上げられるようなシャレた雰囲気の飲食店がたくさんある。たび…



奥東京人に会いに行く

大石 始 著
四六判並製 264頁 定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7151-7 C0095 〔2019年10月〕
高層ビルが立ち並ぶ姿だけが「TOKYO」ではない。政治・経済の中心地である都心を尻目に、自然と共に生き、昔ながらの暮らしを淡々と続ける周縁部の住人たち。そんな奥東京人たちのポートレイトから、東京の知られざる一面を描き出したディープ体験記。



つけびの村

――噂が5人を殺したのか?

高橋ユキ 著
四六判並製 304頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7155-5 C0036 〔2019年9月〕
2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが……気鋭のノンフィクションライターが、〈山口連続殺人放火事件〉の真相解明に挑んだ新世代〈調査ノンフィクション〉



原子力時代における哲学

〈犀の教室〉國分功一郎 著
四六判並製 320頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7039-8 C0095 〔2019年9月〕
なぜハイデッガーだけが、原子力の危険性を指摘できたのか――。ハイデッガーの知られざるテキスト「放下」を軸に、ハンナ・アレントからギリシア哲学まで、壮大なスケールで展開される、技術と自然をめぐる哲学講義録。3.11に対する哲学からの根源的な返答がここに。



急に具合が悪くなる

宮野真生子・磯野真穂 著
四六判並製 256頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7156-2 C0095 〔2019年9月〕
がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、死と生、別れと出会い、そして出会いを新たな始まりに変えることを巡り、20年の学問キャリアと互いの人生を賭けて交わした20通の往復書簡。



亜細亜熱帯怪談

髙田胤臣 著 丸山ゴンザレス 監修
四六判並製 544頁 定価:2,750円(本体2,500円)
978-4-7949-7054-1 C0095 〔2019年9月〕
空前絶後、タイを中心としたアジア最凶の現代怪談ルポルタージュがここに。湿度120%、知られざる闇の世界の扉がいま開かれる。東南アジアの文化や観光スポットを、怪談を切り口に探究する試み。古典的な怪談の背景から最新の現代奇譚までを網羅した決定版。