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『東京モンスターランド』刊行記念 榎本了壱さん随想

榎本了壱 著 「東京モンスターランド」

◆詩を書く少年がいた 「人類函」という詩を書いたことがある。一辺800メートルの立方体のアクリル製透明人類函(ばこ)に、地球上30億人の生人間(全人類)が次々と入っていき、ひしめき合っている情景から詩は始まる。 遠くまで…



『手のなかのこころ』刊行記念 綿引展子さんに聞く

綿引展子 著「手のなかのこころ」

この9月に、作品集「手のなかのこころ」を小社より刊行した美術作家・綿引展子さんにお話をうかがいました。 どんなきっかけで美術をはじめられましたか? 版画をやっていた友人に「二人展をやろう」と誘われました。私には、画廊を借…



神沢利子さん講演会

第1回 ごらんのとおりの年寄りで、今年(2006年)82歳になりました。 いまどき82歳、まったくありふれた年で珍しくも何ともないのですけれど、年なりに頭も身体もだいぶ弱ってきたようなところがあるので、なるべくきちんと言…



『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』刊行記念 著者インタビュー

書名の由来 この本のタイトルは、先日ヤンゴンで亡くなったジャーナリスト・長井健司さんの「だれも行かない場所には、だれかが行かなきゃならない」という言葉がヒントになってます。長井さんが亡くなったニュースをテレビで見たときに…



『古本暮らし』刊行記念 特別エッセイ

「神保町ライター」という言がありますが、どちらかというと、わたしは中央線沿線の古本屋ばかりまわっているフリーライターです。  このたび『古本暮らし』と題する本を書きました。古本屋通いをはじめたのは高校時代、最初はアナキズ…



『バスラの図書館員』ほんとうにあった話

『バスラの図書館員―イラクで本当にあった話』

本を愛する人の絵本 『バスラの図書館員―イラクで本当にあった話』 ジャネット・ウィンター絵と文  長田弘 訳 〔2006年刊〕 B5判 32頁  定価:1,980円(本体1,800円) 978-4-7949-2042-3…



『古川ロッパ昭和日記』新装復刊!

古川ロッパ

古川ロッパは、昭和のはじめ、エノケン(榎本健一)と並び称された喜劇界のトップスター。 大食いの美食家で、身長168センチ、体重86キロの堂々たる体躯で劇場を沸かせていた。 中学時代より大の映画好きで、菊池寛の声かけから文…