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斎藤昌三 書痴の肖像

川村伸秀 著
A5判上製 504頁+カラー口絵8頁
定価:6,050円(本体5,500円)
978‐4‐7949‐6964-4 C0095〔2017年6月〕
風変わりな造本でいまなお書物愛好家を魅了し続けている〝書物展望社本〟――その仕掛け人・斎藤昌三の人物像と彼をめぐる荷風、魯庵、茂吉、吉野作造、宮武外骨、梅原北明ら書痴や畸人たちとの交流を描き出す。日本近代出版史の一級資料としても貴重。図版多数。



「移行期的混乱」以後

――家族の崩壊と再生

〈犀の教室〉平川克美 著
四六判並製 224頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-6829-6 C0095 〔2017年5月〕
人口減少の主要因とされる「少子化」はなぜ起きたのか? そもそも少子化は問題なのか、あるいは問題に対する回答ではないのか? 日本の家族形態の変遷を追いながら、不可逆的に進む人口減少社会のあるべき未来図を描く長編評論。



街直し屋

――まちとひとを再生させる仕事

リパブリック・イニシアティブ 編
A5判並製 192頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-6961-3 C0036 〔2017年5月〕
都市と地域を再び結び、人々が生き生きと暮らすためには、現代社会の「パブリック」を問い、再構築しなければならない。そこには発想のプロである「街直し屋」の視座が必要だ。まちとひとの再生に向けて、新たな発想を生み出すためのヒントに満ちた事例集。



お金の悪魔

――フェおばさんの経済学レクチャー

H・M・エンツェンスベルガー 著 丘沢静也、小野寺舞 訳
A5判並製 208頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-6962-0 C0033 〔2017年5月〕
大金持ちのフェおばさんと3人の子どもたちのおしゃべりを通して、お金の歴史をひもとき、現代の世界経済を観察しよう。ベストセラー『数の悪魔』の作者が贈る、「お金」と「人生」について考えるための経済学レクチャー!



【フェア】知の森を歩く 人文書フェア in 三省堂書店札幌店 ※このフェアは終了しました。

晶文社が所属する「人文会」では、加盟19社の新刊・話題書・ロングセラーに加え、「北海道関連書コーナー」や「識者たちの選書フェア」などのテーマフェアを併設した「知の森を歩く 人文書フェア」を三省堂書店札幌店で開催しています。



吉本隆明全集37[書簡Ⅰ]

吉本隆明著
A5判変型・上製 456頁 定価:6,600円(本体6,000円)
978‐4‐7949‐7137-1 C0395〔2017年5月〕
文筆家・川上春雄宛全書簡を収載。『試行』単独編集、試行出版部創設、『初期ノート』刊行、「全著作集」刊行開始――。1962~68年の頃が白熱の核心となる川上春雄宛全書簡150通余り、および川上春雄の吉本会見記などの訪問記録ノートやその貴重な収集資料を収録する。



迷家奇譚

川奈まり子 著
四六判並製 312頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-6963-7 C0095 〔2017年5月〕
「いや、実はこんな話があってね……」ネイルサロンで、暑い夏の坂の途中で、または深夜の電話口から、人々は不意に怪異を語りだす。奇譚に埋め込まれ、漂っている記憶とは。口の端に上る「裏側の世界」を女性作家が巡り歩く、オカルトルポ。